第12話 酒は駄目だぞ!
そして、依頼を出した村まで戻り。
村長に調査の、結果を伝える。
巣穴を見つけ、調べたがドラゴンの姿を確認できなかったと伝え。
どうやらドラゴンは、逃げたのだろうと伝えその証拠に数枚の鱗が残っていたと伝える。そして証拠の鱗を村長に見せる。
その鱗を村長に渡して納得して貰う。
「な、なんとドラゴンの鱗を、頂けると?」
「あぁ、巣穴の中は空だったし。もうあそこには、戻ってくる様子も無かったしな?鱗が散らばっていたからな、悪いと思ったが……持ってきた。売れば村の修繕費くらいには役に立つだろ?それと、周辺の魔物も狩ったが……少しいるか?」
これで暫くは、ドラゴンと他の魔獣の被害には合わないだろうと伝えた。そして狩った魔獣の肉は要るかときく。
「な、何を狩ったのです?」
「オークと、ウルフも狩ったよ。後ゴブリンの村があったからな、潰して来たぞ」
「あ、ありがとうございます。其では申し訳ありませんが、オークとウルフを数頭、お分けして頂けませんか?お礼はこのような貧乏な村で、何も出来ませんが………」
「大丈夫だよ?なら、オークとウルフを置いていくから、捌くのは任せるがいいか?」
「はい、それは村の者が出来ますので………」
ならばと言って、オーク10体、ウルフを10頭を出して村長から依頼完了の、サインを貰って村を後にする。
俺は村のを出て、外で待たせていたラムセス達と、合流してエンケルに戻った。
そして、仕事の終了を報告をするために冒険者ギルド戻り中に入ると、受付のカウンターにビクトリアが座っていたので話し掛ける。
「やぁ、ビクトリアさん戻ったよ!」
暇そうにしていた、ビクトリアに声を掛ける。
「あ、あら!早かったわね?ドラゴンには会えたかしら?」
「あぁ~。巣穴は見つかったから、周りを探したんだけどね。姿が見当たらなかったよ。どうやら住処を替えた後だったみたいだよ。まぁ、お陰でほら鱗を手にいれた。後ゴブとオーク、ウルフを狩ったからそれを買い取ってくれ。はい依頼者の村長からの、サインだ」
「そう?ドラゴン居なかったのね?まぁ、逃げた後なら仕方がないわね?買い取りは奥でするからこのまま来てくれる?ところで?ルーク君……なんだか人が増えてない?」
そう言って後ろに待つ仲間を指さす。
「え?あぁ、あいつらね。新しく仲間になったんだよ、後で冒険者登録してくれよ?」
「了解よ」
「お~い?ラムセス三人でそこの酒場で、飯でも食っててくれよ。俺は狩った獲物を奥に置いて来るから」
「分かりました。先に行って待ってます」
「宜しくな?あと、ウオル、オルタ酒場で好きなもの食っててくれ。だが酒は駄目だからな!」
「「わかった」酒は駄目か?」
約一名が残念そうに返事をすると、三人で酒場に行った。
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