第7話 ドラゴンの悪戯

「ルーク様?如何致しましたか?」

「ん?ああ、お前は屋敷に来て日が浅いからなま!明日だな。先ずはドラゴンの所に行くぞ」

「ま、また、飛ぶんですか?」

「当たりだ行くぞ!」

「ちょっと待ってぇーーーー」

「仕方ないな、成らば浮遊の魔法を掛けるぞ!それで俺に捕まれ」


 ルークが先に浮き、ラムセスに何処でも良いから捕まれと伝えて浮き上がり、ドラゴンの生息圏に向かった。


「ラムセス、それ離すなよ?」

「わ、分かって居りますぅ………」


 ………まぁ怖いわな!すまん。


 そしてドラゴンが居るであろう場所の、近くの上空で停まり地表を見下ろす。

 ………何処に居る?マップ展開。


 お!居たぞ2頭揃って居るな......。まぁ、行ってみるか?先ずは様子を見るか。


 そしてドラゴンの居る側まで降り立つ。


「ラムセスここで待ってろ、動くなよ?」

「はい!分かりました」


 ラムセスに動くなと告げると、ルークはドラコンの側へ近寄って行く。


 先ずは、どうするかな?いきなり切り掛かるのもヤバい気がするし、どうするかな?ワイバーンなら直ぐに切るんだけど、ドラゴンだしな?


 するとドラゴンの一匹がルークに気が付くと威嚇をする。


「グルルル........。人間なぜ、ここに来た?」

「お!会話OKなんだな?珍しいな!」

「うるさい!ここから立ち去れ!グオォー」


 ん~会話にならないな.......。


「少し話をしたいだけだよ、なにもしない」


 ルークは両腕を上げて、無抵抗だとドラゴンに見せる。


「グルルル....」

「おい待て、こいつから良い匂いがするぞ?なんの匂いだ?」


 クンクンと匂いの元を探るように顔を近付けて来る。


「まて!危ない!人間は信用するな!」


 慌てて一頭が、近付いて行くもう一頭を止める。


「お前達、俺はなにもしないぞ?話が聞きたいだけだ」

「話し?何が聞きたい人間」


 と、俺に近付いて来た一頭が聞いてくる。


「なぜ人里に降りて悪戯をする?そんな事しなければ、俺はここには来なかったぞ?」

「我々らは、里の様子が見たかっただけよ!小さな人間が慌てていてな、それが面白くてな?風を起こして脅かすと面白い」


 迷惑だな……しかし面白いか、全く困ったドラゴン達ださてどうするか?


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