第6話 不穏な空気

 そして村を出て暫く村の回りを二人で歩く。


「ル、ルーク様、山に入るのですか?」

「ん?ちょっと待ってな?この辺かな?」


 ルークは立ち止まると、辺りを探知魔法とマップでドラゴンの気配を探る。

 すると、気配が他の魔物の物と一緒に引っ掛かる。


「ラムセス、お前大丈夫か?今、分かったのだがな....」

「え?何ですか?」

「いや、ドラゴンの他にゴブリンの群れと、オーガの群れと、ウルフとボアの群れがな....あちこちに有るんだよ」

「そ、そんなにですか?大丈夫です!私の力を見て下さい.........」

「そうか?だが影に少し手伝って貰おうと、思ってるのだがな何人呼ぶか。悩み中だよ」

「そ、それでしたら4人程が、良いのでは?」

「4人かぁ~」


 ルークは少し考える。

 4人…………4人ねぇ~良い人材はっと?

あ、居るにはいるが、今何処にいるのか?


(メッセージ!クレバン)届くかな?距離在るけど....。

(な、なんで、しょうか?ルーク様?)

(おぉ、繋がった!クレバン!彼奴今何処に居る?)

(彼奴ら!ですか?)

(えっと、マシューコンビ、ハンスコンビだが)

(ああ、彼奴らなら、今奴の見張りですが)


 何かと?聞かれた。そうか....そっちに回したか。


(そう言えば、最近奴の報告を聞いてないぞ!何故だ?まぁ良い、で他の奴に変わらせて、奴ら此処に来させろ!)

(も、申し訳御座いません。ですがルーク様、今何処ですか?)

(お!ああ、すまん。ルマドという村の近くだ。領地の屋敷からだと空飛んで、1~2時間かな?南に在る場所だが………明日までに領地の屋敷で、待機させとけ俺が迎えに行くから)

(ルーク様.......承知しました。明日までに交代と屋敷前に待機させますので。ご用意が出来ましたら此方から、ご連絡致しますので宜しくお願いします。その時に、例の報告も致します)

(……分かった頼むよ)

(メッセージ、バルマ聞こえるかぁ~)

(ピッ!)


 ピッて言ったハハハ(笑)


(お~いバルマぁ~)

(ルーク様!いきなりは止めて下さいよぉ~(全く毎回、毎回心臓止まるって!))

(落ち着いたか?)

(はい、落ち着きましたよ。何ですか?ルーク様、ご用ですか?)

(ん~ちょっとな?何故影からの報告が俺にない?)

(ああ、それ!サブですよ止めてるの。何故かは分かりませんよ)

(そうか.......。分かった明日屋敷に一度戻るその時に集まれるメンバーを集めて置け、先にクレバンに話したが別でだ分かったな!)

(は!了解しました)


 全く!なに考えてるのか?また、反乱者かな....。

 面倒だな。

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