後片付け 3
執事のアレクを残しセバスと三人で、王都の屋敷に居る。
「アレク!」
「は、はい!」
まだ緊張してるなぁ~?
直立不動で固まったまま、微動だにしないから逆に笑えるが……。
「セバ、あれ何とかしろよ!使えるのか?」
「まぁ、その内に慣れますよ。放って置きます」
そ、そうか?(塩対応過ぎね?)
「アレク、お前サブ執事だったか?」
「あ、はい!そうであります!」
な、なんだ?騎士にでも成ったか(笑)
「まぁ、良いや!お前ここで留守番だ、この転移門見張ってろ。俺達は門の封鎖をしてくるからな」(色々やらせてみるか?とも思ったが無理だな!少し期待外れだった……)
「は、はい!畏まりました」
そうアレクに言い残し、門の前まで歩いていく。
「セバ、家に関わる者達は、全員の移動は済んでるのか?」
「そういった事の確認は家宰の、フォルクス様の方が、把握をされてると思います。ですから適当に答える事が出来ないですね」
「あ………っ!そっ、そうだったな?なら、取り敢えず屋敷の周りに結界と、認識阻害を掛けて戻るか……」
「承知しました」
「じゃいくぞ!結界……認識阻害強化」
すると、屋敷の塀から屋敷を中心に魔法が掛かり外からは、中の様子が見れなくなり結界の壁に阻まれた。
「よし!完成だ。セバ帰るぞ!」
「では、行きましょう」
屋敷に残されたアレクと、合流して領地の屋敷に戻りフォルクスを探す。
「アレクご苦労、所定の仕事に戻れ」
「承知致しました。では、ルーク様失礼致します」
「セバ……戻る。確か父上達は執務室だったな?」
「ええ、そう、伺っております」
「はぁ……なら行くか」
溜め息を一つ付くとセバスと二人で皆が居る、執務室に向かって歩き出した。
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