第43話 誕生日パーティー 金剛石と……

 仕方ない、ブローチ作り直………すのは、却下だな。

 新しいタイピンと、カフスをそれに合わせて…。

 ブツブツ言いながら、魔法を発動させ剣帯とタイピンとカフスを造り出した。


「ルーク様?何してます!」

「ん?」


 何だとセバスを見る。


「何をしてますか?ルーク様……」

「だからこれだよ?新しいタイピンと、足りない装飾品の追加だ。ほれ」


 出来たぞと、セバスに出来上がった装飾品のを見せた。

 出来上がった物は、ピンクサファイアを中心にした、雪の結晶のタイピンと同じ形のカフス。

 宝石はダイヤとピンクサファイアの2色使いにした。

 剣帯はシンプルに、黒の革製で装飾品もシックに仕上げた。


 セバスは、顳顬に指を当て眉間に皺を寄せる。


「ルーク様、これ……宝石の土台……金ですか?それで石はダイヤですか?」


 セバスは、手にタイピンとカフスを取りルークに説明を求めた。


「そうだな……大した事はないぞ?まぁ小さいしな。だが買えばミスリル金貨がいるがな、母上から借りたブローチは、使わなかったよハハハ」


 ………壊すのは、忍びないのでな。(笑)


「ル、ルーク様貴方は一体……」

「そんなに、ビックリする程でもないだろ?ほら!そんな事言ってる場合じゃないぞ?着替えないとそろそろマジで怒られる」

「そうでした。では、お着替え手伝います」

「宜しく頼むよセバ」ニコリ。


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