第41話 誕生日パーティー 初日 (改定)

 そうして、誕生日パーティー当日が来た。

 バタバタはしたが招待客は、疑う事なく王都の屋敷の玄関から領地の屋敷の中に入って行った。


 若干一名の訪問者はだけは、ケバケバしい格好で連れのメイドと、先程から家の門番と揉めて居る。

 その様子をセバスと、屋敷の門が見える場所の窓から、窓枠に肘を当て望遠鏡で覗き見ていた。


「セバ、あれが母上が言ってた、ピンク頭の見合い相手か?(全身ピンクだ!すげ~ぇ)」

「まぁ……そうでしょうね?(なんて下品なのか)」

「ふぅぅん…………」


 興味も無いので、聞いた癖に気の無い返事をする。


「あれと、後は王子が来るだけか?」

「リストを見ると、招待客の移動はすんで居ります」


 わかった!じゃ………始める。


「じゃ、閉めますかね、セバ門番に引っ込む様に指示だ、門閉めさせろ!」

「承知致しました。少しお待ちを」


 外をそのまま眺めてると、護衛が門番に何か伝えたのか、門が閉まって行く。


 閉まり始めた門にピンク頭が突進して、屋敷の中に入り込もうとしたが、咄嗟の判断で門番に突き飛ばされ門が完全に閉まった。(笑)

 門番に突き飛ばされた、何処ぞのご令嬢は突き飛ばされた反動でゴロゴロと地面を転がり……着飾ったドレスが……泥だらけになる。この世界……道は鋪装されてはおらずレンガの様な石畳である。

 要は見るも無残、ズタぼろで残念!だ。ハハハ!

 ばぁ~か!

 ………よし、閉めたな!

 じゃ!魔法展開二重結果硬貨、念のため強度マシマシで結界と、認識阻害も保険で掛ける。

魔法が展開されて安全確認し、屋敷の外に出て門番の所まで移動した。


「ガイ、ダンご苦労……だが!このままこの屋敷で待機に変更だ、こちらの屋敷の結界と門を見張ってくれ。後、護衛の一人ここに残れ!」


 残った者は俺と一緒に領地へ移動だ。頼んだぞ!


「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」

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