第34話 守護石はこれです。
「エル兄様は………ご存知ですか?」
エルに顔を向けると、知らないと言うので説明する。あっ、因みにフォルは?
「フォル!」
「なんでございましよう、ルークぼっちゃま?」
「ぼっちゃまはやめてよ。フォルは、知ってる?誕生石?」
「いえ、ルークぼっちゃま私も、初耳でございます」
「そう、父上、母上様達もご存知無いようですね?では説明致しますか?」
「ルーク勿体ぶらずに教えろ!ルークよ」
偉そうだな、チェスターの癖に。(怒)
「分かりました。誕生石ですが……簡単に云うとまぁ、守護石みたいな物ですよ。例えば、私は4月なのでダイヤです。母上は、6月なので真珠。父上と、チェス兄さまが7月なのでルビー。エル兄様は、9月なのでサファイア。ローズが、12月なのでタンザナイトですね。後は、フォルが8月だからペリドットです。意外と知っておけば役に立ちます」
「宝石が、守護石なんてロマンチックね。私の守護石は真珠なのね」
「ええ、母上のは石では無いですがね?あ、石なら此方ですね」
ストレイジから、ムーンストーンを出し。
乳白色の石を手の平に乗せて、母上に渡して見せた。
「まぁ~綺麗な石ね?あまり見たことがないわ、貴重な石なの?ルーク」
手にした石を、俺に返しながら聞いてくる。
「ええ。まぁ、そうでね」
母上から石を受け取り、返事をしながらストレイジに戻す。
「ですが、まぁ本人が知らなければ唯の宝石ですがね」
「ルークよ?タンザナイトとは、どんな石だ?」
「父上、少しお待ちを」
ルークがストレイジのリストから、タンザナイトを探す。あった!少し大きめの石を手に出す。
「父上。タンザナイトとは此方に成りますよ」
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