第28話 オルゴール試作品。
「そうですか?あっ!でも、もう一つ考えてるのがあって」
ルークの手が光ると、今度はテーブルに木の箱がで出来る。
だが………それは、唯の箱ではなかった。
その箱は、五面の全部に薔薇の花が彫刻してあり上蓋の部分と花に宝石が嵌め込まれて、その宝石は均一にではなく、ランダムに散りばめてあり。決して派手な物ではなく、品があり嫌味が無い物がテーブルの上に乗っていた。
そして、その箱は蓋が開く様になっていて蓋を開けると、その中に一組の小さな人形入っている。
その人形を、箱の中のある場所に置くとくるくると音に合わせて動いた。
音の音色は女の子らしく可愛い曲にして見たが………。(ちなみに音色は花のワルツ)
早い話がオルゴールだ。
「これは、オルゴールと言います。蓋をこう開けるとほら!綺麗な音が鳴って人形が動く。どうでしょうか?」
「「「……………」」」
あれ?また三人が固まってるぞ………。
あらら、俺はまたやらかしたかな?
「る、ルーク!こ、これも!国宝だ!お前本当どうしてそんな事が出きるんだ?本当に私の子なのか?」
「何ですか?その問題発言は、母上が聞いたら怒り爆発ですよ?」あ~怖いガクブルです。
「そうです、父上それは不味いです。………あっ、ほら」
呑気にエル兄様が、サロンの扉をほらとゆびをさす。
父が扉に目を向けるとそこに母が居た。
「ガウル!私に何か、問題でも?おありかしら?」
またもや母が、冷気を放ち扉を乱暴に開けて入って来る。
「い、いや、リエルな……何も無いぞ!そ、それよりも。ルークがまた!とんでもない物を作ってしまったよほら、見てごらん」
父が、テーブルに乗るオルゴールを指差す。
母が、父の指差す方に目を向け………固まる。
「………………ルーク!なんて」
まあ、怒るわな。
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