第14話 色々やらかしてるよね?
チェス兄様、こちらは想定外でしたよ。
あんた、何かしましたか?
「そうだな、こちらも少し焦ったが。想定の範囲内では…………進でるよ。そう……想定内に。ね…?」
ああ?それでか……と納得をする。(想定内ね…)
「………それで、確認に?」
「そうなる……」
「此方へ来られたのは、父上の指示ですか?」
「いや、私の判断だよ」
「………大丈夫なのですか?父上はご存知では……」
無いのですか?と言おうとしたら、チェスターに言葉を遮られて、チェスターが話しを始める。
「多分……大丈夫だよ。『アレ』から連絡が行ってるはずだよ。だが……ここ(領地)に、戻るのにエルと揉めたんだよ。まぁ、私が勝ち取ったんだかな」
ハツハツハツ!
チェスターが勝ち誇ってるが……、エル兄様と揉めた………?
エル兄様………わざと負けた……のか?
何で面倒なのを寄越した!!お掛けで俺は痛い思いをしたのだが……。これは後で、文句を言っても良いよな?
「はぁ~全く、何をしてらっしゃるんですか!お二人共!」
ルークは頭を抱える、二人がやらかすと周りが被害を受ける。
それに………はっ、母上!母上は?
「兄様、母上は?」
「そ、それは聞かない方が良いぞ(汗)」
母の事を聞いたら、チェスターの額から汗がじんわりと、滲んで来ている。
そして、俺から目を逸らした。
あぁぁ、やらかしたな?これ、俺は知らないぞ!
…………よし、俺は知らない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます