第2話 待ち構える者達に

 湯殿の扉を開けて、脱衣所に入るとメイドが2人待ち構えていた。


「ルーク様、おはようございます。今朝は私達におまかせ下さい」キラリ☆


 おいおい………メイド達の目が、光ってるよ~。怖い……。

 なっなんか、貞操の危機が…たらりと汗が出る。


「あっ、あぁ……任せたよ………」

「では、失礼致します」


 と、裸に剥かれあれよあれよと、一仕事される。


「もっ、もう良いよ?あとは湯船でゆっくりしたいな?」 


 ……………つ、つかれた。


「作用でございますか?」チッ。


 あっ!このメイド舌打ちしたな!


「では、失礼致します。脱衣所で待機して居りますので、何か御座いましたら、お声お掛け下さいませ」

「分かった」


 ふぅ~貴族は、これがあるからな。

 でも!でも、なんとかこの至れり尽くせりは、止めて貰えないだろうか?

 本当にそう思う。頼むから止めて!恥ずかしのだよ。

 それでも風呂に入ることは出来るし、贅沢も出来る。仕方ないかね?


 それにしても、追い出されて良かったよなぁ~。

 あいつらと行動してたら、未だこんな贅沢は出来なかったしな?

 あいつら、俺が少しでも自分達より贅沢してると、感じると全て奪って行ったからな。

 まっ、取られたく無いものは全てストレージの中だけどな。(笑)


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