第5話 微笑みの訳

 ルーク様を怒らせて、只ではすみませんね。

 連中は、一体何をしたのやら。


「ルーク様、湯浴みはどうされますか」

「セバス、今日はもう休むよ…湯浴みは明日の朝にする」

「承知致しました、随分とお疲れの様ですね。明日の朝、またお声をお掛け致します。ゆっくりとお休み下さいませ」


「ああ、宜しく頼む」


「……お休みなさいませ」

 

 それだけ言うとセバスは、頭を下げて部屋を出ていった。


 ルークが、一人になると奴らの言葉を思い出す。

 彼奴ら、これから大変だぞ?どうやってAランクパーティーになれるのか見物だ、精々苦労すると良い。フフフ…………。


そして、寝間着に着替えてベッドに入り眠りに着く。


………本当に楽しみだよ。


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