第41話 イベント2日目のボス戦!!(複数視点)
そして、昨日と同じく大きい音で鐘が鳴り出す。
「緊急事態宣言発令する!!!魔人の軍隊だ!!冒険者は全員戦闘体制へ移行!迎え撃て!!!」
よし、俺は、全員を召喚する。
「みんな、頼んだぞ!俺は、支援する!」
「「「「了解!!」」」」
そう言って、ビジュ、フレイ、リーシャは前衛に向かった。
俺は、マジで何もできないんじゃん…。
すると、ルナがやって来た。
「ケンジさん!私も、前衛に行けという指示が出ましたので行きますね!お互いに、ご武運を!」
「あぁ!ルナ!このポーションを受け取ってくれ!」
俺は、ハイマナポーションをルナに渡した。
「ありがとうございます!行ってきます!」
よし、あのポーションならすぐに魔力切れにならないだろう。
少し味見をしたが、まぁ美味しい味だったしな。
飲みやすかった。
さてと、俺はエルデと一緒にこの都市の子供達を安心させに行き、避難誘導をするか。
俺は、中心部の広場に向かった。
広場に向かうと、多くの人で混乱していた。
どこへ行けばいいかわからない人や泣いている人もいた。
よし、行くぞ!
「皆さん!今、冒険者の人たちが頑張っています!だから、落ち着いて、ゆっくり避難しましょう!ここで、皆さんが協力する場面です!」
俺は、避難誘導委員が誘導している場所に俺も一緒になって誘導する。
◆フレイ視点
おいおい、昨日より増えてねぇか?
フレイは、前線にいた。
前は、そんなに強そうな気配は魔人しか居なかったが、今回は魔人よりは弱いが少し強いがいるぞ。
主人に知らせるか。
(主人!少しヤバいことになってるぜ!?)
(どうしたんだ?)
(昨日よりも強そうな奴がいるぜ!これは、俺ももっと前でないといけなくなるぞ!バレてもいいのか!?)
(うーん、でも、守るしかないしフレイならできるんだよな?)
(俺ならできるぜ!)
(じゃあ、フレイ、頼んだぞ!)
(了解だぜ!)
よし、主人が言ってくれたんだ。
俺が、みんなを守ってやるからな!
俺は、モンスターがうじゃうじゃいる場所へ飛び込んだ。
そこには、主人が言っていたカインという奴が戦っていた。
『俺が、手伝ってやるぜ!』
一応、俺は人間の格好をしているためバレないと思うが、声かけをしておこう。
「すまない!困っていたところなんだ!で、君には何ができるんだい!?」
『一応、大きい魔法を持っているぜ!』
「じゃあ、一発この群れに飛ばしてくれ…!!」
『了解だぜ!』
《久しい炎よ 全てを燃やし尽くしたあの時よ 今ここに》
《フレイムダンス》
その炎は、周り一帯を全て燃やし尽くしたのだった。
◆ビジュ視点
ケンジ様に言われて、この場所にいるけれども、やけに数が多いわね。
どんどん倒していって、ケンジ様に褒めてもらわないと!
レベルアップもすれば喜んでくれるはずだわ!
頑張らなくちゃ!
私は、周りを見て、怪我をしている人を片っ端から回復の石で治していく。
しかし、これだけじゃあダメだわ。
どんどんモンスターを倒していかないとね!
「ん?あれは…?」
目の前にいたのは、大きなゴブリンだった。
キングゴブリンだ。
「これは、ここで倒さないと!」
ビジュは、咄嗟に火の魔石を出した。
「燃え尽くせ 怒りの炎よ!」
魔石は多くの魔力を使い大きい炎を出す。
「炎よ、いけ!!」
「UGAAAAAAAAAA!!!」
キングゴブリンを容易く倒したのだった。
◆リーシャ視点
これは、昨日よりも怪我をした人が多いですね…。
何か、前衛で異変でもあったのでしょうか?
心配ですが、私はどんどん治していきながらもモンスターを倒す人の支援もしなければなりません。
それが、ケンジ様に言われたご命令ですから。
しかし、このケンジ様が作られたマナポーションはすごいものです。
ほぼ全て魔力を使っても、全回復します。
すごいものをお作りになられたのですね…。
これならば、どんどん回復できます…!
◆ケンジ視点
そして、今回もカインたちの活躍で魔人を倒せたと報告が来た。
よかった…。
しかし、最終日がどうなることやら…。
ケンジさんがログアウトしました。
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