第42話 イベント3日目!
ケンジさんがログインしました。
さてと、今日はクエストではなく、NPCを回っていこうかな。
それに、ここでも料理を作ってスキルのレベルアップをしなければならないしね。
ルナさんの場合は、きっかけがあったけれども、この方法じゃあ無理そうだ。
クエストのことは忘れて、普通に観光気分で行けばいいか。
俺は、中心街にやってきた。
いろんなものが売っている。
いい匂いもするし、いい野菜も揃っている。
これなら、うまい料理が作れそうだ。
俺は、止まっている宿に戻り、受付の方に聞く。
「すいません、厨房を使わせてもらっても大丈夫ですか?」
「いいよ。いくらでも使ってもらって!」
ということで、料理に挑戦だな。
俺は、みんなを呼んだ。
「召喚!」
ここの言葉は何でもいいんだけどね。
『来たぜ!』
「ありがとうございます、ケンジ様」
「きたー!」
『おはよう御座います、ケンジ様』
「今日もよろしくね、みんな」
「それで、どうなさりましたか?」
「いやー、料理を作ろうとおもったんだけど、みんなにも試食してもらったり、一緒に作ろうと思ってね」
『面白そうじゃねぇか、主人!一体、何を作るんだ??』
「まぁ、まずはこのスキルの範囲を知りたいから簡単なものを作ろうかなと思ってるよ」
「簡単なものですか?こんなに野菜とお肉がありますよ?」
「まぁ、まずは炒め物だね。俺、現実ではめちゃくちゃ料理下手って言われてたから、これでもできるかどうかだな」
俺、ああいうのすぐ焦がしちゃうんだよな。
ずっと、見ているはずだし。
あと、野菜の切り方が不恰好とも言われた。
めっちゃ言われるんだよなぁ。
まぁ、作ってみよう。
「じゃあ、フレイは料理にちょうどいい火を出してくれないか?ビジュは、綺麗な水で野菜を洗ってくれ。エルデとリーシャは肉の解体を手伝ってくれ」
「「「「了解!!」」」」
このゲームで、何気に楽しい感じでするのは久しぶりなのかもしれないとか思いつつ、そんなにこのゲームリリースしてから経ってないと思った。
けれお、それほど濃いものだったんだよな。
まだ、続くんだけど。
すると、厨房のドアをノックする人が聞こえた。
「はい、何でしょうか?」
すると、入ってきたのは、一番最初にカインのことを聞いた人だった。
「ありゃ?にいちゃんじゃねぇか!あんたが、料理を作ってるのか?えっと…名前なんだったか?」
「あ、あの時の!俺、ケンジって言います。よろしくお願いします」
「いいよ、敬語なんてもん!タメで行こうや、な?」
「それなら…助かるよ。で、あんたの名前は?」
「俺は、プセマだぜ。よろしくな〜」
「プセマか。よろしくな。で、俺は今野菜炒めを作ろうと思っているんだ」
「じゃあ、俺が味見してもいいか?」
「あぁ、もちろんいいよ」
「じゃあ、テーブルで待ってるぜ〜」
そういってえ、テーブルへ行った。
すごいキャラの濃い人だけれど、ああいう人もゲームにはいるよな。
そして、出来上がり。
ユニークオークの肉を使った野菜炒め。
めちゃくちゃ美味そうだし、いい匂いも部屋中に充満している。
「プセマ!お待ちどう!」
「お!ありがとよ!これは、いい匂いするし、食欲がそそるな!じゃあ、いただくぜ!!」
そして、プセマが食べる。
そして、いい顔をする。
「うまいじゃないか!!めっちゃ食べれるぞ!」
「それならよかったよ。自信にもなったしね。また、色々作ろうかな」
ということで、料理を作ってスキルレベル上げていこうと思ったケンジだった。
夕方には、魔人戦!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます