第33話イベント1日目②
俺はエルデにまず話しかける。
「エルデには、物作りをたくさんして欲しいんだ。これから、NPCに聞いてクエストを受けたいと思う。そこで、何があるがわからないが、予想では物作り系のクエストが来ると思っているからね。それで、ランキングを稼ごうと思っているからね。できる?」
「物作りは楽しいからいいよー!どんどん作るからね!」
エルデに、持っていた素材を渡して、なんでもいいので作って欲しいと言うと、早速部屋の端の方で作り始めている。
まぁ、例えそのようなクエストがなくても、これを売ってルインを稼いで換金するのもいいなぁ。
後々考えることにしよう。
さて次は、ビジュだ。
「ビジュには、魔法の強化をしたいんだ。俺も訓練をしておきたいっていうことなんだけど、俺戦闘スキルを持っていないから足手まといなるかもしれないがな…」
「そんなのお気になさらずに!私が頑張りますし、もしかしたらケンジ様もスキルを手に入れることができるかもしれませんし…!!」
「うん…それもそうだね。頑張るよ」
なんか、テイムしたモンスターに慰められるって惨めすぎないか…?
ということで、エルデは部屋に篭り、俺とビジュ、そしてフレイは精霊の森行きつつ、NPCのクエストを受けることにした。
まぁ、まずは昼飯を調達だな。
俺は、都市の屋台街に行く。
いろんなものが売っていると受付の人が言っていた。
さて、何か掘り出し物はないかな?
いろいろないい匂いがするな。
定番の肉刺しや焼きとうもろこしもあるなぁ。
ということで、肉刺しと焼きとうもろこしを3本ずつ買った。
これで、昼食は十分だ。
精霊の森に行く前に冒険者ギルドに行って、稼げるクエストがないか確認してこようかな。
この都市のギルドは街の中心部に集まっているようだ。
始まりの街では別にギルド街と呼ばれるものがあり、全てのギルドが近いところにあった。
しかし、ここではそうでもないみたいだ。
連携とかはしないのかな…?
まぁ、冒険者ギルドに入るか。
俺が中に入ると、すでにたくさんの人で賑わっていた。
ほとんどが、プレイヤーだな。
流石って感じか?
まだ、イベント始まって一時間もたっていないぐらいなのにすでに行動するのはすごいな。
俺が周りを見ていると、また七人の英雄のリーダーであるカインがいたのだ。
バレたらめんどくさいなぁ。
さっさと受付に行ってクエスト掲示板を見に行くか。
このゲームでは、違う場所に行くと必ずギルドに行って報告しなければならないからだ。
そして、受付の列に並ぶ。
次が俺の番だ。
「こんにちは、冒険者の居場所報告をしたいんだが」
「こんにちは。今日は、何かあるんですかね?居場所報告がいつもより倍以上に多いです…まぁ、いっか。かしこまりました。冒険者カードをよろしくお願いします」
「これで」
「では、少々お待ちください」
そして、冒険者カードを受け取り、クエスト掲示板に向かう。
何かいいクエストないかなー?
すると、見つけたのは得意の薬草集めだ。
ここでは、精霊の森があるため精霊草というものがあるらしい。
今は、フレイには混乱を避けるために隠れてもらっているため聞けないが後で聞くことにしよう。
これは、鑑定でもわからないことがあるしな。
このクエストは常用クエストだから受付に行かなくて済むな。
まずは、これを探しに行こう。
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