第25話商人ギルドにて
ということで、マップを見ながら商業ギルドにやって来た。
中に入ってみると、たくさんの商人の人がいて、NPCばかりかと思えばプレイヤーもたくさんいるようだ。
しかし、綺麗なところだ。
そして、俺は受付へと向かう。
すると、男の人がしてくれる。
「いらっしゃいませ。今日は、なんの御用でしょうか?」
「えっと…登録をしたいのですが、いいですか?」
「登録ですね、かしこまりました。それでは、こちらに必要事項をお書きください」
俺は、言われた通りに書いた。
「ありがとうございます。それでは、当ギルドについてご説明いたします」
そうして説明されたのをまとめるとこんな感じだ。
まず、商人にはクラスがある。
ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、そしてオリハルコンの5つである。
それぞれ目的が違うという。
ブロンズの場合は、屋台程度であり、保証を受けることができないが、商業ギルドの公認は貰える。いわゆる、安心ですよって感じのことだ。
シルバーの場合は、行商人だ。
その場所に留まらずいろんな場所に行く商人で、一応保証は受けられるが制限がある。
ゴールドから上は普通の商人で、支店を持ったりする商人のことで、オリハルコンはまだ存在しないが大商人といってもいいらしい。
しかし、ここでなれるのはゴールドまでで、それより上は商人ギルドに認められた者だけがなれる仕組みになっている。
各クラスにEからSまでのランクがあり、これは信用度や貢献度の違いによって変わる。
ここでいう貢献度は納税のことである。
これは迷う。
なぜならクランチェンジは可能だからだ。
少しお金はかかるが…。
まぁ、それならばゴールドでいいか。
「わかりました、ゴールドでお願いします」
「かしこまりました。それでは、登録料が1万ルーペになります」
「じゃあ、俺ピッタリで」
「ありがとうございます。それではギルドカードを作りますので、ここに血を垂らしてください」
俺は、指を切って血を垂らした。
「それでは、少々お待ちください」
そして、数分経つと、金色に光ったカードを受付の男の人が持ってきた。
「それでは、こちらがギルドカードとなります。ゴールドクラスのEランクとなります。お確かめください」
「ありがとうございます」
「それでは、今後の繁栄を願います」
そう言われて、俺は商人ギルドを出る。
これで、一旦公認の商人になることができたな。
というか、ここでもエルデはキョロキョロとしているし、ビジュは静かに俺に着いてきている。
ここまでなると、お礼とかもしてあげないといけないな…。
現実で魔法使うか…。
そして、ログハウスに戻る。
すると、フレイが仁王立ちしていた。
『待っていたぜ、主人!前よりもいい短剣ができたぜ!!』
「おおお!ほんとか!見せてくれ!」
『これだぜ!』
フレイは、剣を高らかに上げた。
俺は、早速鑑定してみる。
フレイの短剣 SSR
たくさんの魔物を狩っても錆びることがない。
メンテナンスはほぼ不要。
フレイ史上最高の出来である。
「すごいじゃないか、フレイ!今のお前史上最高の出来だと出てるぞ!」
『頑張った甲斐があったぜ!』
「じゃあ、これをアイラにプレゼントするな」
「あぁ!よろしく頼んだぜ!」
すると、ビジュが話し出した。
「その短剣にこの宝石を付けてもよろしいですか?」
その宝石とは…?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます