第9話ユニーク!?

エリア1に着いた。


エリア1は、始まりの街から少し行ったところにある。


これより向こうに、エリア2、3と続いてあるみたいだ。


今のところ、最前線パーティーが3まで行ったらしい。


早すぎるだろ…。


まぁ、俺はそんなことはもう目指していない。


何がなんでも、スローライフを目指すんだ!


ゲームの中だけは、特にな!






さてさて、そんなことは置いておいて、お金を稼ごう。


「頼むぞ、フレイ!」


『もちろんだぜ!主人!でも、一体、何を倒すんだ?』


「俺らは、1番下のランクだから、モンスターじゃなくて、採取だな。えっと、マナ草だ」


『マナ草?それじゃあ、こっちだぜ!』


やっぱり、精霊だからどこにあるのかわかるのか?


『着いたぜ!ここだ!』


俺はフレイが指を指している草を鑑定してみる。






・ハイマナ草 ☆4


プレイヤーのMPを25%回復する。


希少種。






おいおい、すげぇ奴見つけてしまったな。


普通のマナ草はどれぐらいなんだ?


俺は、周りを見てみるが、ハイマナ草しか見つからないのだ。


これじゃあ、依頼達成にならないな…。






しかし、少し奥の方へ行くとマナ草を見つけることができた。


「よかった…これで10束だな。依頼達成だ!戻るか!」


『主人!モンスターが来る!』


モンスター!?


俺戦えないんだが!


『大丈夫、主人!俺が戦うよ!』


「わ、わかった。俺は、何をすればいい?」


『主人には、俺に魔力を流して欲しい!それで、俺が魔法を使えるから!』


「わかった!じゃあ、魔力を流すぞ!」


『うん!少しずつね!』


俺は、ステータスを開いて自分のMPを見ながらフレイに魔力を渡していた。


『ありがとう、主人!行けるよ!』


すると、目の前にモンスターが現れた。


鑑定をしてみる。




・ボア ユニーク SSR +6


強い。


猪突猛進してくる。


また、特別なスキル看破を持っていて、攻撃を無理やり反撃に変えることができる。


ユニークモンスター。






なんで、こういう時に限ってユニークなんだよ!


でも、やるしかないな。


「フレイ、頼むぞ!」


『もちろん!我の手に炎現れよ 我の敵を燃やし尽くせ ファイアウォール!』


その魔法は、ボアを丸ごと焼き尽くした。


すごいな…精霊って。


まぁ、そんなこんなで依頼は達成できたし、あとはこれが燃えるの終えてから近づこう。






そして、燃えるのを終えたのを確認して近づいてみた。


確か、魔物は倒すとアイテムを獲得できるはず。


すると、何かが落ちていた。


それは肉だった。


鑑定をしてみる。






・ボアの肉 ☆6


めちゃくちゃ美味しい。


どんな食べ方でも食べれる。


売っても金額は付く。






これは良いな。


少し食べて、少し売ることにしようかな。


俺は、一旦冒険者ギルドに戻ることにした。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る