第8話生まれたぞ!!

さて、畑の様子を見てこようかな。

俺はログハウスを出て、畑に出た。



すると、実がなっている表示がたくさん出ている。

成長促進スキルの力はやばいな…

早速、全部掘り起こすか。

そして、小一時間全部を掘り起こし終わった。

しかし、何処かで金を稼がないといけないなぁ…

でも、まずは卵の孵化を待ってみるか。

そう思いながらできたジャガイモとニンジンをアイテムボックスに詰め込んだ。

そして、家に戻ると、卵が光っていた。



「おおお!?なんだ、なんだ!?卵がめっちゃ光ってるぞ、全部!」

生まれるんじゃないか、生まれるんじゃないかと思いながら卵を凝視する。

そして、光っている卵のうち一つが割れたのだ。

「おおおおお!何が生まれるんだ!」

そして、割れた卵から出てきたのは、赤い髪の毛の小さい男の子だった。

『よぉ!』

その子は元気よく挨拶をした。

「…え…?卵なのに、人…?」

『ん?お!あんたが主人か!俺は、火の精霊っていうもんだ!』

「あ、俺はケンジって言います。火の精霊?」

『あぁ!そうさ!火のことや鍛冶のことなら俺に任せな!ケンジっていう名前の主人ね!覚えたぜ!』

鑑定してみても火の精霊だ。

卵から出る精霊になんて釈然としないな。

卵の時に鑑定した時は冗談だと思ってほったらかしたけど、すごいなぁ…。

『で、主人!俺に名前をつけてくれよ!』

「名前?名前かぁ…そうだな、フレイなんてどうだ?」

『フレイ…うん、いい名前だ!俺はこれからフレイだ!』

フレイも喜んでいるみたいだ。

さて、ほかの二つの卵はまだ光ったままだな。

もう少し時間をおいてみよう。

「それで、フレイ。鍛冶ができるんだよな?」

『おう!できるぜ!しかし、施設がないとできないが』

「あぁ、釜とかそんな感じか…そうだな…お金稼ぐしかないな」

『大丈夫だぜ!俺も戦いできるからな!』

「じゃあ、フレイに任せるよ。ちょっとマップ見るか、待っててな」

俺はマップを開いた。

どこかに良い狩場はないかな?

その前に冒険者ギルドか。

「じゃあ、まずは冒険者ギルドに行くぞ」

『おうよ!』



そして、冒険者ギルド。

「こんにちは!ご用件はなんでしょうか?」

「登録をしたいんです」

「かしこまりました!こちらへどうぞ」

俺は、出された紙に名前や職業を書く。

「はい、ありがとうございます。では。こちらが冒険者プレートです。一番下のFランクからSランクまでございます。Cランク以上は昇格試験がありますので、よろしくお願いします。では、良い冒険を」

そして、俺は初の攻略エリアであるエリア1に行く。

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