第14話なぞの夢

俺はいつもは長く睡眠をとらない。理由は明白だ。「夢を見るからだ」。

ー夢ー

ねぇ、ねぇ、ねえ!誰かがそう怒るように言っている。俺は閉じていた目を開けた。母だ。「眠そうな顔しないでさっさと朝御飯食べなさい!」いつもの母だ。こんな生活がずっと続けばいいのに、、と夢の中でも俺はいってた。急なる日、いつもの生活を送っていた俺に不幸が訪れる。「母が死んだ」

理由は病気らしい。しかし、これからの生活で俺はお父さんと育つと思っていた。なのに、お父さんは俺を置いて母を追いかけた。父さんは自殺だ。

母がいない世界など考えられず自殺してしまったのだろう。

紙には「ごめんな悠臣、俺は母さんを追いかけるよ、お金はここにあるから頑張ってくれ、、、今までありがとう。そしてさようなら」俺はこのときになぜか分からないが涙は出なかった。本当に何故なのか。このあとは悠貴という存在がいてくれたから良かったが悠貴がいなかったら多分今ごろは精神がイカれてただろう。ただ、一つ言えることは、俺は大切な物を失った。

鳥がさえずる、いつもの朝だ。しかし、俺の目覚めは最高に悪かった。

「はぁ、、、これだから長く寝るのは嫌なんだ、、」俺は長く睡眠をとるとき、いつもこの夢を見る。


こうして俺は今日も退屈な学校に行く。

いや、少しはこれからは退屈しなさそうだ。

俺はそんな想像を考えて学校に行くのだった。



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