第4話 Goodbye Happiness
4.
" Divorce 離婚 "
ここ最近妻の様子がおかしく、不安定に感じた為、身辺を探り確たる証拠を取った俺は弁護士と戦略を練り、景子の上司の石野に内容証明を送り付け招集をかけた。
だが、なかなかな糞男で、ホイホイちょっと誘われたぐらいで男に付いて来るような女を女房にした自分を呪えだの、自分は強姦したわけじゃなく和姦でしかも景子のほうが積極的だっただのと、これでもかというくらい、俺と妻のことを貶めてくれた。
馬鹿な男だ。
何も証拠がなくて、つつくわけないだろ。
こんな男だ、過去にも余罪があるらしく、石野の妻は
『もう夫にはうんざりです、私は夫と弁護士を挟んで離婚するつもりです』
と言った。
石野は俺からの呼び出しに応じなかったが、奥さんが来て
俺に詫びを入れてくれた。
奥さんには、俺の弁護士から別の弁護士を紹介。
揉めに揉め、彼女が石野と離婚するまでの間、もちろん俺側も
石野をギャフンと言わすのにかなり時間がかかり
そんなこんなで石野の妻のさとみさんとはメールや電話などで
連絡を取り合うことが多々あった。
さとみさんはかなりナーバスになっており、そんな彼女を
励ましたり、慰めたりしているうちに、彼女は徐々に俺に
依存してくるような傾向が見受けられるようになっていった。
彼女はその辺の女優に負けないくらいの美人さんだ。
ぐらっと・・きた・・なんて言ってる場合ではないな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
育は冷静沈着に着々と行動・・石野潰しを進め、上司の石野を
破滅させた。
もちろん、あちらの奥さんにも知るところとなり、石野は奥さんと
離婚になったと夫から聞かされた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます