第2ターン(四月)
第二回:個別マスターより
「今月も『Drハルマゲの危険な世界』に参加してくれてありがとうございます。私信もありがとうございました。
気候も暖かくなってきましたね。
そちらは盲目の占い巫女を奪還成功おめでとうございます。
アイテム『タイムマンの部品C』入手もデータ出力されているはずなのでご確認ください。
今回は私はゲーム外の諸用もあり、危うくリアクションが遅刻するところでしたが、なんとか間に合ってホッと胸をなでおろしております。
MSは遅刻しないに越した事はありません。
一度、遅刻してしまうと遅刻癖がついてしまい、ひどい時には「自分が満足する完成度になるまで敢えて遅刻する」という事を平気で行う様になってしまいます。
これはいけません。それを防ぐ為にも遅刻は厳禁なのです。……なるべくは。
もしかしたら「面白いリアクションを書いてもらえるなら、幾ら遅刻をしても待ち続けます」という考えもあるかもしれませんが、遅刻は色色な所に悪影響を及ぼします。
例えば、遅刻してもアクションの提出期限ってなかなか伸びません。
すると遅刻した分、PLはアクションを考える時間、交流する時間を削られてしまいます。
それだけならばまだいい方なのです。
たとえば、あなたが私のあまりにもひどい遅刻癖に嫌気がさして、他のMSのシナリオにPCを移動させようと考えたとしましょう。
しかしリアクションが遅刻して返ってこなければ、あなたはPCのデータが解りません。もしかしたら、あなたのPCはシナリオ移動が出来ない様な状況になっているかもしれません。遅刻がひどすぎてアクション提出〆切を過ぎてもリアクションが返ってこない様な最悪な状況になった場合、あなたはつまらないと思っているシナリオから移動したくても出来ない状態になるのです。これではPCを人質にとられて強制参加を余儀なくされているのと同じです。
もしかしたら、遅刻し続けている内に自分のシナリオだけ、他のシナリオに比べて月後れとなってしまい、時間的な差が出来てしまうかもしれません。他のシナリオはゲーム的に第三回まで進んでいるのに、自分のシナリオだけ第二回のままとか。これではますます他のシナリオに移動出来ません。時空がずれているのですから。
それに遅刻が続くと一番苦しいのはPLでもMSでもありません。
恐らく、それを仲介して円滑なゲームを運営をしなくてはならない運営会社なのです。
PLの苦情を会社は真摯に受け止め、謝罪しなくてはなりません。そしてMSがリアクションを完成させない限り、会社は何も進められません。スケジュールはガタガタです。運営費用は遅刻している間でも消費されていきます。
運営会社はストレスが溜まるのみでしょう。
何にせよ、遅刻はない方がいいのです。
ましてや、今はあと八ヶ月しか時間がないのです。それが過ぎれば終了です。後はありません。
私も頑張って遅刻しない様にリアクションを書きますから、あなたもアクションを遅刻させない様にしてください。お願いします。
PLが遅刻してゲーム一回分、行動が出来ないというのは損しかありませんよ。
次回お会いしましょう。
では、来月もあなたにPBMの守護精霊の御加護がありますように。
四月某日 百円アイスMS拝」
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