第5話 2000/5



−−−−−−−−−−−結−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


[コラム]


さて、今日も今日とて、お気楽コラム。(笑)


ちょっと、このところ世情が疎ましくて...。


すみませんm(__)m。



<攻撃性のはけ口>


ともあれ、ヒトに攻撃性が内在するのは、どうやら事実のようで、

言い換えれば、「何かを変化させる行動」。それが攻撃とも言える。


文化人類学では、ハレとケ........



外へ出さなければ、ストレスとなりましょう。

嫌がらせなどは、その最たるものだと思えますが。

あれは、対象に直接的なダメージを与える事が自認しにくいために、

カタルシスに至りにくいようですね。


(もし、気持ち良かったら、みんなもう少し明るい表情をしているでしょう。

妙に緊張の面持ちなのは、やはり自分が対象になるかもしれないという怖れが

あるからなのでしょうな?)


地域コミュニティが成立していれば、祭りなどという古典的なハレでいいのですが。

都市生活では、そうもいかないでしょうし。

インターネット、メーリング・リストなどは最近のハレなのでしょうか?






少し見方を変えれば、このバンダリズムも、自己顕示であるし、

自分の力を試したいという欲求が妨げられたから、ともいえます。

根底には、やはり一番になりたいと思う心があるわけで、変にそれを

社会の側が抑制しようとしたりすると爆発するのはしかたないか、と、

「勉強」だとか「金もうけ」だとか。単一のものさしでそれを決めようと。

まあ、ある種ファシスティックな思想。差別ですね。


これも不自然。自然な状況下では、ある一定の分野では「一番」であっても

それですべてが「一番」になる。なんてことはないわけで。

そうした「不自然」さに内的な「自然」が反発して攻撃的になったり。とか。

これも、そうした不自然さを解消すれば、起こらない。(はず)。

だから、自由に競争をさせればいいわけですが、困ったことにこの国の人は

「自由」=「無軌道」だと思っているわけでして。(笑)



これも、元をただせば封建制度の名残であって、「お上」が罰してくれるのを

待っていればいい、という風に責任を「上納」(笑)し、

自分達は仲良く、という体裁のいい「無責任」なわけでして。



それは今でも名残があって、例えば経済の話をすれば「官僚が悪い」「政治家が悪い」

(爆)じゃあ、その政治家を選んだのはだ〜れ?...なんていうと嫌われたり。

みんな、当事者意識がなくて、誰かが何とかしてくれる、と思ってる。



だから「水戸黄門」とか「大岡越前」なんていうヒーロー物が人気を呼ぶ。

(僕は「破れ傘刀舟」が好きでした。なんていってもテロリストだし。(危)

まあ、冗談はともかく、無責任なのは確かなようですね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る