第4話 2000/4/2


−−−−−−−−−−−結−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


[コラム]



さて、またもやコラムニストです。(^^ゞ


手抜きだ!...いや、お叱りごもっとも。


今度はちゃんと書きますから...。








<生/死>




今日は、近所で葬式がでてしまい。渋々(苦笑)お手伝いに参加しまして。


駐車場の誘導員なんかで疲労しました。


で、僧侶の読経などを聞いていても、眠くて。

まともな考えは浮かんでこない。



南無妙法蓮華経〜....ふーむ、3拍子だな(笑)



* * * * * * * * * * * *  (perc)

なむみょうほうれんげきょう..なむみょうほうれんげきょう.. (vocal)

F3F3-C- C- C- C- C- C- C-C- Bb2Bb2-C3 - C- C- C- C- C- C-C (melody)


ふーむ、key = C3 ...だとすると、?W-?T-?Zb かな?(苦笑)


さすれば、Fは4度にしても、7度というのは代理だね?

これはfill-inの一種。だとすると、ドミナント進行はここにも表出..


などと、不謹慎極まりない事を考えつつ、故人の遺影を眺めていました。



ついこないだまで、ダボシャツで庭いじりしてた隣のおじさん。

きょうは荼毘に附される。と、


これまた不真面目な駄洒落など考えていたのは、おそらくは死に直面するのが

怖かった、のかもしれません。


私は父と兄をこれまでになくしていて、その記憶を想起したくなかった。

という意図もありまして。





ふと、遺体を見、ただの物体となった隣のおじさんが横たわっています。


かの、養老先生は「ヒトはヒトであり、死したとしてもヒトだ。」と、恩師の献体に際し、

自ら解剖に立ち会ったときのことをこう語っていましたが。



私にはただの物体にしか見えません。




ヒトというのは、シグナルを発するもので、「人格」などというデータ・ステータスがあってこそ

「その人」だ、と。この瞬間、思いました。

同時に、流涙している遺族を見、「何故だろう、あなた方の心の中に、彼のデータはあるでしょう?

だから、彼はまだ生きているのです、あなた方のメモリィに。」


と、思いました。



自分がとても「不自然」な事を考えている。のか?

はて、境界を無理やりこじつけている彼らが不自然なのか?



さて、皆さんは如何にお考えになりますか?




ハードウェアが「ヒト」なのか。

データファイルが「ヒト」なのか。


養老先生はこうも語っています。

「延命治療の選択肢として、脳のみを助けるという行為が最終的に考えられる。」

これは、「データファイル・ソフトウェアでの『人格』が“その人”だ。」ということですね,,,、。



ちょっとシュールな午後でした。

故人の孫娘が無邪気に笑っている、その姿を見、

どことなく救われたような気分にもなりました。




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