ジエンドオブライフ
放課後の
誰もいない教室の机に座りながら
灰色の時計を確認した
おれは妄想の中でいつだって燃やされていた
まるで坂道を死体が駆け上がる生徒の群れ
太陽にしゃぶられたくて
ぴかぴかの敬礼
色々な薬品が塗りたくられて
表面だけはとても綺麗だった
おれたちの健康は破壊された
学食でダイオキシン丼が振る舞われた
「あいよお、ダイオキシン丼!」
もはや偽ることもやめたらしい
パートのおばちゃんに罪は無い
卒業式で痺れる指
(………何故、今更そんなことを思い出したのだろう?)
これから死ぬのに
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