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  • エピローグへの応援コメント

    登場人物たちの心の動きが、季節の細部と見事に結びついていて美しく、文字を追うごとに心が洗われました。

    生きる上で失ったもの、あるいは、もしかしたら最初から失っていたかもしれない「何か」を、人との人との関係や、外界との繋がりの中で必死に掴もうと足掻いている。小説を拝読し、そんな印象を受けました。

    恋よりも透き通った、より純度の高い感情。それぞれが気の塞がるような日常生活を送る中、「星」という人間によって、登場人物たちは、人間のもっとも純粋な感情が自分の中に眠っていたことを知る。その心に気づいた者だけが、前を向いて歩いていける。そんなことも感じました。

    とりとめのない感想文になってしまいましたが、五感、ひいてはその奥に眠っている心にさえ訴えかける、とても尊い小説でした。紙の本で読んでみたいと思いました。

    作者からの返信

    われもこう様

    コメントありがとうございます。

    この小説は、私にとってはとても懐かしく、
    また、個人的な思い入れのあるものでもあります。
    当時の私が抱えていた感情や、心の中で燻っていた欲望、
    人との関係の中で感じていた葛藤などが、
    季節の移ろいを借景にして、少しは描けていたのかなと、
    (だとしたら)、嬉しく思いました。

    われもこう様のコメントを読み、
    あらためて自分でも読み直してみようかなと考え中です。

    丁寧にお読みいただいた上に素敵なコメントまでいただき、
    あらためて、本当にありがとうございました。

  • 第15話への応援コメント

     梨絵氏はいい感じに性格が悪いですね。それとも、したたかと形容したほうがいいのでしょうか? ( ;`・﹏・´)ぐぬぬ

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    当時の私は、嫌な女、というのを描いてみたかったのだと思います。
    ですが、それも人間の一面に過ぎません。人は一人で様々な顔を持っている。これからはそういう個人の多様な側面を上手に描けるよう、もっともっと書かなきゃなと、ちと反省中です。

  • 第18話への応援コメント

    考えさせられつつ、読ませて頂いています。

    本文中の「少し前まで酒も煙草も法的に許されない年齢……同じように空っぽなのだ。」の文章が、非常に刺さりました。
    時代の核心を、鋭く突いた表現だと思います。

    ストーリーを追いつつ、表現を追う……読むのに熱量が必要ですが、読むという行為の楽しさを味わえる作品だと思います。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    全体の構成やストーリーはかなり荒いため、とても読みにくいかと思います……(申し訳ないです
    ですが、部分部分ではそれなりにやりたいことができたのかなとも。
    それゆえ、「読むという行為の楽しさ……」という言葉、小説を書く端くれとして、痛み入ります。

    文章、ストーリー、プロット。
    今後、いずれもより高められるよう精進してまいります。
    コメントありがとうございました!!

  • 第5話への応援コメント

    初めまして。読み合い企画から参りました。

    なぜ企画に参加されていた作品ではなく本作を読んだかと言うと、ペンネームが見たことのあるお名前だと思い、自分のフォロー作品を探したところ本作を発見したからです。
    内容的にもこちらの方が好みだったので、この機会に拝読しようと思いました。

    好きになった人が結婚してしまった。だけどその人はすぐ近くにいて、今も気になって仕方がない。届かない想いが何とも切ないですね。

    星の名前へのコンプレックスもわかる気がします。人から見れば綺麗な名前だけれど、本人にしかわからない悩みがあるのですね。

    続きも拝読しようと思います。

    作者からの返信

    瑞樹様

    お読みいただきありがとうございます!

    恋愛って不思議です。
    大人になって、人との関係の築き方や、信じ、信じられることを学んでも、恋愛だけは「上手にやる」なんてことができない。
    そういうのが描ければと思って書いた小説です。(が、難しかった……

    瑞樹様の小説も拝読いたしますね。

  • 第4話への応援コメント

    はじめまして、「春すぎて」の和歌にひかれて読みはじめました。
    すっごくきれいな日本語で、自分にはこんなの書けないなあ、と少々うらやましくなっています(苦笑)。あと会話が何気なくおしゃれで。

    一点、他の方が指摘されていた場面の切り替えやキャラクターのことなどが私も気になってあまりスイスイ進めずにいるのですが、和歌とどうつながっていくのか、とても楽しみにしております…!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    お褒めの言葉、とても嬉しいです!

    形式は一応三人称で書いてはいるのですが、
    一人称に近い視点で、
    しかも度々その視点が切り替わっていくので
    とても読みにくいものになってしまいました……。
    (後半はさらに乱雑になっていきます←)
    最初の数章は少し変えたんですけどね。

    今から部分的にてこ入れするのは難しいので、
    修正するとしたら書き直しかなとは思っています。

    お褒めの言葉からアドバイスまで、
    ありがとうございました!

  • 第2話への応援コメント

    酷評しあいましょう、より

    とてもいい作品だと思いますが、ただ一点だけ。

    場面の切り替わりが分かりにくいです。よくよく読んで、その都度文章の意味を理解して、シーンを丁寧に連想しないといけません。ぐいぐい読んでいくと、あれ?と思って読み返さないといけませんでした。

    プロローグを読んだ限りでは、同じ部屋にもう一人女性がいるのかと思いました。が、読んでいくうちに、これはお茶をくれた女性を鮮明に思い返すほど、心に残ったという意味なのだと解釈しました。おそらくこのミスリードは狙ったものなのでしょう。とても効果的だと思います。

    一話に入って、小6の彼女が出てきます。このシーンで、「大学生になってもなお、その札に執着していた」とあり、その前に、洗濯物にうつ伏せになって歌を思い返していますから、今、彼が大学生なのだと思いました。
    しかし、電話の彼女との会話で、「同僚」と出てきます。ここで彼は社会人なのか、アルバイトの同僚なのか、と考えなければいけません。

    さらにここまで、三人の女性が出て来て、その三人が判別しにくいです。

    プロローグの彼女、と小6の彼女は同じ声の特徴を持っている。ここの重なりはおそらくあえてでしょう。
    次に、小6の彼女の話のあとに三年ぶりの連絡、とあって小6の彼女と三年前に会っていて、今また連絡が来たのかとミスリードしてしまった。
    さらに、混乱している中で、同僚の彼女が現れる。お茶の発言から、プロローグの彼女と同僚が同一人物だと推察。この人と小6の彼女が声の特徴から、同一人物なのかと勘違いするが、左記に小6の彼女は顔も名前も思い出せない、とあるので違うのか、と落ち着く。
    と、こんな感じに混乱してしまいました。

    この後に男性の友人と会いますが、ここでは薬を飲んで、ぼうっとしているとあります。では、お茶と出会う前、つまりここは回想のシーンなのかと勘違いしまいした。でも、回想シーンぽくはないですし、読み返すと「去年から一年ぶり」とあるので確実に回想ではないです。

    二話に入って、星が出てきます。三十歳を超えた彼女が、主人公に敬語を使っているのを見て、ここでやはり和明は大学生ではなく社会人なのだと納得しました。

    これらのようにどうもミスリードが多く、というより短いシーンで頻繁に人が登場してくるので、混乱します。

    作者からの返信

    コメントいただきありがとうございます!

    とても丁寧にお読みいただいたようで……。
    大変ありがたいです!

    杜松の実さんのご指摘の通り、
    時間軸や場面の混在は
    ある程度は狙っているところではあるのですが、
    意図した以上にわかりにくくなっているようでした。

    自分で書いていると気が付きにくいところで、
    言われてはじめて、
    序盤から不明瞭な点が多いと知りました。

    ご指摘いただいた点を考慮して
    少し書き直してみようと思います

    大変ありがたいアドバイス、ありがとうございました!
    (杜松の実さんの作品も読ませていただいております。コメントは少々お待ちを)

  • 第1話への応援コメント

    美しい。ただそうとしか言えないほど見事な小説です。文体もひじょうによみやすく、グイグイと引き付けられる。続きが楽しみな作品です。応援してます。

    作者からの返信

    大変ありがたいお言葉……恐縮です。
    最後までお読みいただけると嬉しいです。