第107話 サイダルショッピング
ベルナリアには伝えないといけない事がある。
成長を止めていたスキルをどうするか。
結論を出していただかなくてはいけない。
最終を明日の夜にしてもらうように、また今夜は相談を受け付けますと伝えた。
買い物は先ず衣装関係から行くようだ。
このサイダルにも色々な衣装がある。
こっちで言うベリーダンスを踊るような踊り子の服がある。
結構セクシーだ。
フランとルリにも着せたいぐらいだ。
だが、王都では見かけなかった様な服だ。
さっきの条件で言えばアウトなんだが……
ベルナルアがチラチラ見てくる。
駄目なの?本当に?って訴えかけてくる。
う~ん、その顔に弱いんだよなぁ。
「条件1を変更する、受け取りが半年後になっても良ければOKにする」
ベルナリアが条件の変更に破顔する。
「冬の間はダンジョンに篭る予定だからその後でもいいなら届けよう。但し半年後の体形に合わせて買えよ?」
ベルナリアはさも楽しそうに踊り子の服を選んでる。
ただ、これだけは言わせてくれ。
「ベルナリア、半年後だぞ?夢がでかいのはいいんだが、ちょっと盛りすぎじゃないか?」
俺は胸の前に両手で半球を二つなぞって見せる。
それを見てルリも半球を二つ描いてみせた。
夢がでっかいのはいい事だ。
是非実現させてくれ。
やっぱりベルナリアの買い物は殆ど衣装だった。
まあ、日用品なんかは持ってるだろうしな。
タチアナさんは衣装と食材かな。
衣装もすっごくセクシーなやつ。
旦那様の前でだけ着るとかいうようなやつ。
羨ましいこって。
テレーゼは……マジか。
あのアフリカ投げナイフどこで見つけたんだ?
これも半年後かな?
テレーゼ、落ち込むかな……
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