第100話 爽やかな?朝
次の朝は普段より遅く始まった。
ちょっとフラン、普通じゃ無かった。
いつもより何だろう、意気込み?が違った。
結構終わらせてくれなかった。
もう出ないって言ってから何度付き合ったか。
朝、股間の違和感に起こされたらフランがしゃぶってた。
何してるんだと聞いたら、『できそうだったから』って。
『これは朝立ちだって』って言ったら『朝立ちだから何?朝立ちだと私に入れられないの?』
「ちゃんと出るじゃないの。ほら、もう1回」
「私を
他の男に取られちゃってもいいの?」
「”私を孕ませてやる”って気持ちはないの?」
……俺は結婚を迫られているのか?
密かに浄化しようとしたら……
「……
「はいっ!!」
流石にフランも眠気に襲われたのか口調が怪しくなっていき、
「……別に子供を盾に結婚を迫ろうなんて……考えちゃいないヨ。只さ、気持ちいいんだ……アンタのがお腹の中で”チャプチャプ”って私を孕ませようと頑張ってるのが、さ……ぐぅ」
どうやらフランは眠ってしまったようだ。
だがフランは知らなかった。
ユウキがチートを持って、何者かによってこの世界に送られてきた者だという事に。
ユウキも知らなかった。
自分がチートを持たされて、クライアントから”産めよ殖やせよ”と言われたその意味を。
その意味を知らせるべく、それは活動を開始した。
だがそれに気が付いた者はまだ居ない。
フランとユウキがいたしていた時、ルリは起きていた。
寝たふりをしていただけだった。
フランは気付いて無かったかもしれないが、ユウキは勿論気付いていた。
まぁ、朝から始めちゃってたら声掛けづらいよなぁ。
「ルリ、フランはまだ寝てるから朝食済ましちゃおう」
「はっ、ひゃい!」
昨日の服は浄化して倉庫に仕舞い、普段着を出してあげる。
フランのも昨日のは仕舞い、普段着を置いていく。
「あっ、あのフランさんの凄かったです」
「フランね、そういえば昨日フランおかしく無かった?」
ルリは首を傾げて考えこむ態勢に入ったが特に思いつくことは無かったようで、
「いえ、特に気付いた事はありませんでした」
あ~、ルリはこっちの国の言葉は理解できなかったっけ。
「そうか~、ちょっと様子がおかしかったんだよな。なんか焦ってエッチしてたみたいな」
そうか、ルリが気付かなかったなら考え過ぎかな?
「そう言えばルリ、初めてはどうだった?」
一応、感想を聞いておこう。
ルリは分かりやすく紅潮しもじもじし始める。
「ユウキ様、そのような事この場では……」
「この場の人間は俺たちが何を話してるかわからないさ」
あっ、そうでしたと気付いたようで、
「それが私、最初はただ痛かったですが、痛みに慣れてからは段々奥の方から気持ち良さが溢れてきて」
俺は一所懸命説明しようとするルリに微笑みながら聞いていた。
「あまりの気持ち良さにぶわ~って気を失ってしまって……」
体の前で”ぶわ~って”両手を天井に向けて広げて……
「えっ、気を失ったって?最初の1回目で?」
「はい、えっ?最初ですね~?」
その返答にちょっと凹んだ。
俺確か2回目の処女膜突破で10回目だったような……
ほぼ全て記憶から抜け落ち取るやん。
朝食を終えたらパン屋とギルドに顔を出そう。
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