第4話友人
一時間目の英語の授業で俺の一つ前の席の三原正信が前から順番に当てられていることに気づかずにウトウトしているとき
ったく、しょうがねーやつだと思いながら後ろからシャーペンを肩にぶっさして起こした
「いってーな、達彦中学時代からの親友に何すんだよ」
「そんなことは後だ、正信お前次当たるぞ」
「どこだよ~親友~俺勉強できねーんだよ教えてくれよ~」
「ったく、しょうがねーなー」
そんなやり取りを隣の有明春奈は不思議そうに眺めていた
三原正信はこいつがさっきも言っていたように中学からの親友だ
だからこいつは俺がどうして人間不信になったかを知っているやつでもある
中学では同じバスケ部だったが正信は高校に入ってから野球部に所属している
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます