第7話


とうとうえいなちゃんが復活する!

まさかこんな形で復活するなんて想像も付かなかったがとにかく嬉しくて誰かと共感したかった。


「まさか今話題のねむちゃんとタッグを組んでの復活とは思わなかったですね!」


「そうですね!しかも聞いたことない新しいジャンル。えいなちゃんはコスプレにいろんな風を吹かせますね」


あたしはひなさんに電話をかけ、えいなちゃんの話題で盛り上がった。

ことの始まりはえいなちゃんのSNSを見ていたときだ。

えいなちゃんが誰かをリツイートしその相手がねむちゃんだった。


<ねむの推しの皆さんにお知らせがあります!ねむの憧れえいなちゃんと今回期間限定でコスプレイヤーアイドルをやることになりましたヽ(^○^)ノ詳細はまた後日教えますね♪>




「期間限定みたいなので絶対イベントあったら行きたいですね♪この半年全くお金使ってなくて!ってか使い道なくただバイトしてただけなので大分貯まってますよ」


あたしは笑いながら話した。

よくよく考えればバイト始めたきっかけはえいなちゃんのイベントに行くためだった。

バイトのお金はほぼえいなちゃんで消えていたためえいなちゃんの推し事がなくなってからはこんなに貯まるの?ってくらい貯まっていった。


「自分もですよ!えいなちゃん結構イベントやったりしてくれましたし夏のコミコミ行かなかったのも大きいですよね!でもえいなちゃんが復活するってことは冬のコミコミは参加するかもしれませんね」


ひなさんの言葉にあたしはうんうんと答えると同時に大事なことを思い出した。


「あっ!冬のコミコミ?す、すみません!ちょっと用事思い出しました。また連絡しますね!じゃ」


ひなさんとの電話を切りあたしは頭を抱え悩んだ。


「冬のコミコミ...わーどうしよう...」




※今回の推しあるある


推しだけのためにお金を使っていたのでそれがなくなるとめちゃくちゃお金が貯まる


用事が2つ重なるとどうしていいかわからない

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