第3話
「おはようございます!お隣よろしくお願いいたします!」
自分のスペースを確保しお隣さんにご挨拶をした。
「えいなちゃんですよね?お隣で凄く嬉しいです!やっぱり本物は可愛い!今日は楽しみましょうね」
お隣さんがいい人でよかった。
可愛い方だし落ち着いたらまたお話かけてみよう。そんなことを思いながら準備を進める。
「よーし!後ろの壁にポスター付けたよ!こんな感じでいいかな?」
「ン!いい感じ!本当にみみちゃん、今回もお手伝いに来てくれてありがとう」
最後のコミコミのためにわざわざみみちゃんはお手伝いに来てくれた。
「当たり前でしょ!それよりここはやっとくからえいなちゃんは自分の準備してきて」
わたしが写真集を並べようとするとみみちゃんはその写真集を取り上げシッシーとあっち行け的なポーズをした。
ありがとうとお礼を言いわたしは着替えの準備をしにスペースを離れた。
「お待たせしました!荷物ありがとうございます」
更衣室に行くと前でわたしのキャリーバックを持ちながら立っていた。
今日はみみちゃんだけでなく若野さんもお手伝いしてくれることになっていた。
「今日は楽しもうね」
若野さんが笑顔で言いわたしはキャリーバックを受け取り更衣室に入った。
着替えるため服をスルスルと脱いでオムネにヌーブラを付ける。
「ちょっと小さくなったかも」
無理やりヌーブラをオムネに押し込めて衣装を着る。
いつものようにメイクや髪をスピーディーに進めて更衣室を後にした。
若野さんとみみちゃんのいる場合に急ぐ。
「お待たせ!」
わたしの声に気が付きみみちゃんが振り向く。
「...えいなちゃん、めちゃくちゃ可愛い!天使さん鼻血出しちゃうかもね」
みみちゃんは笑いながら言った。
「えいなちゃん可愛い~好きです!結婚してください」
「て、天使ちゃん!わたしたち女の子同士だよ!結婚だなんて」
スーツを着て膝間付いた天使ちゃんがわたしの手を取り指輪をはめる。
「いやーん、天使ちゃんたらー」
わたしはニヤニヤしながら手をほっぺに当てデレデレした。
「えいなちゃん?大丈夫?」
若野さんがわたしの姿を見て心配して言った。
「いつものことなんで気にしないでください。ほらえいなちゃんもう少しで始まるよ!戻ってきて」
わたしがデレデレ天使ちゃんで妄想してる間に冬コミコミがスタートした。
※今回のコスプレあるある
サークルやイベントなどお隣になる方には挨拶をする
コミコミが始まる前からもう楽しい
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