3話
さっそく建物内に入る。
建物に入るとすぐに受付の場所がありコスプレをするための手続きをしそれが終わるとやっと更衣室に入れる。
更衣室の中はとても広く前から順番に座っていく。
場所は広くてもたくさんの人が入れるようにと凄く詰められ自分のスペースはほんのわずか。
自分の場所に座りキャリーを前に置いて広げた。
まず始めにすること、それは衣装に着替えることだ。
女の子だけとわかっていても最初はどうしても恥ずかしくてなかなか脱げなかったが二回目となれば恥ずかしさも何もない。
小さなスペースで一生懸命着替えやっと一段落...ってわけでもなく次は鏡を取り出す。
鏡はキャリーバックに置いてメイクをする。
カラコンや、つけまつげなどいろいろお顔に付け足して最後は髪の毛。
髪の毛はウィッグを被るのでネットを頭に付け自分の髪をその中に全て入れる。
あとはテープで顔を吊ったりして目を大きく見せたり頬にテープを貼って小顔に見せたりといろいろ地味なところで頑張る。
「よーし!あとはウィッグを被るだけ」
これでコスプレイヤーは完成する。
最後にもう一度鏡で確認をして荷物をキャリーに詰め更衣室を離れクロークに立ち寄り荷物を置いて外に出た。
「結構時間かかっちゃった!屋上を30分にしてよかった。」
わたしは急いでみみちゃんに連絡をし屋上へ向かった。
「みみちゃん遅くなってごめんね」
わたしは両手を合わせみみちゃんに謝った。
それでもみみちゃんは笑顔で大丈夫だよと言ってくれた。
本当に優しくて大好き。
わたしがみみちゃんに抱き付くと
「えいなちゃんったらー!それよりコスプレ凄く可愛い!手作りなんだよね?さっそくだけど撮らせて」
みみちゃんはカメラを構えた。
それに反応しわたしもポーズをキメる。
時には座ったり、しゃがんだり、立ったり振り向いたり様々なポーズをし取ってもらった。
「少し休憩しようか」
みみちゃんが言うとカバンから飲み物を出しわたしにもくれた。
待っていたときに買ってきてくれたみたい。
わたしはお礼をいい一口飲んだ。
しばらくすると遠くの方でわたしを呼ぶ声が聞こえた。
「あっ天使ちゃん!ひなたさんにれんさんも」
よかった。本当に来てくれたんだ。
わたしは嬉しくて小さく手を振った。
※今回のコスプレイヤーあるある
どんなに早く準備を終わらそうと頑張っても一時間以上はかかってしまう
ファンの方に会えたらとても喜ぶ
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