第9話
3人でイベント会場を出たところでひなさんがせっかくだからオフ会しましょうってことになった。
しばらくオフ会する場所を探しに歩いてるとあたしが地元で働いているファミレスがあった。
「あたしそこのファミレスの割引券あるのでここにしませんか?」
そう言うと二人はオッケーをしてくれさっそく中に入った。
注文をし料理が来る間さっそく今日GETした戦利品をテーブルの上に並べた。
「このブロマイドめちゃくちゃ可愛い、見てください!」
あたしは興奮して二人も買ったであろうブロマイドを見せた。
すると二人もあたしにブロマイドを見せてきた。
「あれ?ひなさんが持ってるこれあたし持ってないです!れんさんのも!もしかしていろんな種類があるんですか?」
ブロマイドは五枚一組で売られていた。
あたしは何も考えずに買ったのでいろんな種類があるなんて知らなかった。
知ってたらもっと買ったのに。
「ネットにもそんな情報なかったですからね!こちらも今いろんな種類があるって知りましたよ。それにしても推しのグッズを広げ二人とお話出来ることとても嬉しいです」
あたしは自分の買ったブロマイドを一枚いちまい見直した。
すると下の方に小さくサインが書かれていた。
「見てください!これ生サインですよ」
さっきまで全く気付かなかったが確かにサインだった。
「本当ですね!こちらは...ないです」
「僕も...なかった」
二人にはなくてあたしにはあったこと、なんだかとても特別な気がして嬉しかった。
そんなこんなお話してる間に料理が届きあたしたちは食べ店を後にした。
「今日は急だったのに仲良くしてくれてありがとうございます!また明日よろしくお願いします」
れんさんとはファミレスの前で解散しあたしとひなさんは昨日泊まったホテルに帰ることにした。
「それではまた明日」
ひなさんとも別れあたしは部屋に戻った。
今日買った戦利品はブロマイドとROM。
ホテルにあったパソコンを開きROMを入れる。
ROMの中には写真が50枚入っていて初めてネットで見たえいなちゃんの写真から最近のえいなちゃんの写真まであった。
「えいなちゃんは今頃何してるのかな?早く明日になってほしい」
一通り見て、明日も早いのでシャワーを浴び今日は早めに寝ることにした。
※今回の推しあるある
イベントが終わり時間があるとオフ会をする
今日会ったばかりなのにまたすぐに会いたくなる
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