第18話 エレメンタルタワーの攻防
この世界の遙か上空、宇宙域と言っても過言ではない。
高度百キロにラプターが浮かんでいた。
そして、ラプターが
「参ったなぁ…」
と、呟いた。
ラプターがいた高度百キロの周囲は、なんと四方上下を囲む空間だ。
要するに六面サイコロの中なのだ。
その六面サイコロの中、その壁面には、この世界の全ての世界があった。
人界、魔界、獣界、海界、天界、龍界がラプターを中心に足下、左右前後、頭上とある。
そう、この世界は六面に閉じられた世界だ。
横に行けば横のいったなりの世界を一周するが、空へ飛べばどこかの世界に落ちる。
ラプターが
「道理で見つけられなかった訳だ」
ラプター達は、ヘオスポロスから情報を得てそれに類似する世界がある時空を探していた。
だが、見つからなかった。
いや、見つける事なんて不可能だった。
だから、ヘオスポロスが持っている時空位置情報を頼りにここへ来た。
だが、その時空位置情報は、どこかの時空の世界にある世界のとある一点だった。
要するに巨大な渦の中にある渦の渦。
SFの知識で言えば、ブラックホールの中で閉じられたブラックホールの中にある世界だ。
こんな歪で閉じられた世界を作った存在を知っている。
フェイト…ヒトガミだ。
ラプターが渋い顔をして
「こんな世界を構築するなんて、明らかにユグドラシルの民の力では無理だな…」
どこか…もっとそれ以上の巨大な力が…
「まさか…御方の…」
この世界に入る時に、フェイトの許可と助言が必要だった。
まあ、その時に渡した力は…。
ラプターが鋭い顔で
「嫌な予感がするぜ」
そう思いつつも今は、攻略に手伝う事に集中する。
ラプターは遙か上空、人界を一望できる高度で静止して、渡された魔導の通信機の連絡が入るのを待つ事にする。
ーーー
ディーオ達は龍鳴山の麓で待機していた。
その前には、龍鳴山を結界で包む魔道士達と、その魔導力を増幅する結晶の装置達が並んでいた。
魔道士達が結界の魔力を放ち、それが何百倍にも増幅されて龍鳴山を包む。
それは他の五カ所も同じだった。
迷宮都市ラパンの西の山脈も、南にあるウェストポートとサウスポートの間の海上、青龍山脈西部、魔大陸にある巨大湖、ビリヘイル王国の鬼ヶ島の中央にある島。
この世界の六カ所に巨大な結界が構築される。
筒状の結界の上から新緑の光が降り立つ。
大地が震動する。
ラプターが力を放って六つのエレメンタルタワーを封印した積乱雲の巨大結界を吹き飛ばす。
その威力で各地に軽い地震が発生している。
それを見たルーデウスが青ざめて
「マジかよ。こんな力があるなんて…」
ルーデウスの隣にはオールステッドがいて
「これが…我らの世界の外にある力か…」
驚愕の力に驚いていると、結界内にあった積乱雲が消えて、そこから普段通りの姿が出現するが、ただ…違っている事がある。
それは、龍鳴山の上に巨大な塔の島が浮いている。
それは残りの箇所にも起こっていた。
ディーオがオールステッドの隣に来て
「どうやら、エレメンタルタワーを封印していた力も一緒に消えたみたいですね」
ルーデウスがディーオを見て
「そんな簡単にいくの?」
ディーオは首を横にふり
「いいえ、行きませんよ。普通は…でも、それを越えたレベルの力があったので…可能でしたから。ラッキーですね」
ルーデウスとオールステッドは、微妙な顔だ。
納得できないけど、納得するしかない。
そして、思う事は一つ。今後…ヒトガミとの事にケリが付いたら、これ程に強大な存在達と渡り合わないといけない事態に不安を感じるも、今は目の前の事が先決として
「じゃあ、行こうか!」
と、ルーデウスが先を進めようと動く。
グレイラート騎士団の戦艦飛空艇にオールステッドを始め、ルーデウス、アルス、ディーオ達四人が乗って現れたエレメンタルタワーへ向かう。
何かしらの攻撃があるか…と思ったがアッサリとエレメンタルタワーへ戦艦飛空艇が着岸すると。
「ふははははははは! 待っていたぞ! 勇者達よ」
と、翡翠の大理石のような着岸地点に待っていた人物がいた。
それは…バディーガーディーだった。
二メートル越えの巨体に黄金の鎧を装備するバディーガーディーが、多腕の腕組みで
「ここであったが…なんだった?」
と、隣にいる少年に呼びかける。
少年は青い鎧を装備している。年齢的に十代後半だ。
少年は呆れて額を押さえて
「自分が考えた台詞くらい、憶えておけよ」
バディーガーディーが
「細かい事は良いのだ! かっこよければ何でも良し!」
この拍子抜けする展開、ルーデウスは苦笑いだ。
バディーガーディーらしい展開だ。
ディーオが冷静に前に出て
「あの…何の用件でしょうか?」
バディーガーディーが豪華な黄金の鎧の胸を張り
「汝達は、魔王が支配する城へ来た勇者なのだ! 魔王である我が相手をするのは通りであろう」
オールステッドがバディーガーディーが装備している鎧を凝視する。
アレは…闘神鎧? いや…それにしては…。
バディーガーディーが装備している黄金の鎧は、前の闘神鎧のように鎧のような感じのつなぎ合わせではない。
まるで一体化したスーツのような感じだ。
それは、となりにいる少年の鎧も同じ感じだ。
それにルーデウスとディーオも気づいている。
ディーオがララから教わった念話で
”ルーデウスさん。あの二人が装備している鎧…”
ルーデウスも鋭い顔で
”ああ…より、完成されているような気がする。ディーオくん、どう思う?”
ディーオが
”フェイト、ヒトガミがそこまで用意できるとは思えません。そうなると…”
ルーデウスが
”君がいたヘオスポロスの産物であると見た方が…”
ディーオが
”えええ、でしょうね。二人の背後にヘオスポロスと契約した者がいるのかも”
ルーデウスが
「バディーガーディーさん。自分たちは塔を攻略しに来たんだけど。何時からバディーガーディーさんがここを支配しているの?」
バディーガーディーがマッスルのポーズを決めながら
「汝達が来る前、ここが巨大な結界に覆われる前にいたぞ。ここを渡してはダメだ…と頼まれてな! 良き御仁であったぞ。それに…コイツの面倒も頼まれた」
と、隣にいる少年の肩に手を置く。
少年はそれを退けて
「とにかく、ここは攻略させない!」
ディーオがルーデウスと視線を合わせ、次にオールステッドを見ると、オールステッドが頷く。
ルーデウスが
「分かった。攻略するのは諦めるから、どうして守っているのか…教えてくれない」
ウソだ。
事実確認をする為にウソを伝える。だます算段だ。
少年は意外な返答に困っているが、バディーガーディーがそれをニヤリと笑って見つめる。
おそらく、バディーガーディーはルーデウスの策略に気づいているが、止めない。
その方が良いだろうと思っている。
バディーガーディーは悪いヤツではない。そして約束を絶対に裏切らない。
だからこそ自分では言わないが、守れとされた者から暴露されては仕方ない。
少年は苦しそうな顔で
「ここを守る事で、リリアを助ける為に」
ディーオの後ろに構えているリリアが
「え? 私を?」
少年は首を横に振り
「君じゃあない。こことは…そう、別の所にいて苦しんでいる彼女だ」
オールステッドが
「では、その手助けを我らがするとしたら…どうだね?」
少年は困惑して
「ええ…助けてくれるのか?」
揺さぶられつつある。
ルーデウスが
「話してくれないかね? 事情によっては手を貸すよ」
少年が黙っていると、全体の上のテラスに
「おやおや、裏切るのかね篠原 秋人くん…」
と、あのフェイト会話した老人、フェイス01がいた。
少年、篠原 秋人はフェイス01を見上げて
「ワイズマン…アンタは…リリアを救ってくれると…でも」
フェイス01は目元の仮面の下にある口を笑み
「ああ…そうとも別世界の彼女、時の巫女リリアを救うには、私の協力が必要だよ」
ディーオ達が鋭い顔をする。
別の世界、時の巫女リリア。
未来の七星 静香が、今の七星 静香に残した資料にあった話だ。
フェイス01は、オールステッドとルーデウスを見て
「ああ…懐かしい」
と、つぶやく。
ルーデウスが
「どこかでお会いしましたかね?」
フェイス01がふふ…と楽しげに笑み
「君とは、そうだな…二回目かもしれないなぁ…」
ルーデウスは記憶を探る。誰だ?
雰囲気、魔力の気配、まとっている感じ、それに類似する人物を記憶から探す。
全体が警戒するそこへ、三つの光が降り立つ。
ディーオ達と、バディーガーディーに篠原 秋人であろう二人の、その両者の間に三つの光が降りて、そこから人物が出現する。
その三人は顔を覆っている仮面をしている。
一人はプラチナブロンド、真ん中にいる二人目は両脇の二人とは低く子供のような低身長で青髪のおさげ、そして一番右に燃えるような赤毛の女は腰に巨大な剣や両腰にたくさんの剣を携えている。
ディーオ達は、混乱する。
なんだ? 何が起こっているんだ?とルーデウスは訝しい顔をする。
ディーオは念話で後ろにいるリリアやダリスにエレナの妻達に呼びかける。
”最悪…オールステッドさんだけでも内部に入れて、オールステッドさんを登録すれば十分だ。無用な戦いは避けるぞ”
”了解”と、ダリスにエレナとリリアは頷いた。
オールステッドは警戒で右手を握る構えにする。
自身の最強武器、神刀を構える準備をする。
両者の間に現れた三人が、ディーオを見る。
顔の全てが白い凹凸のない仮面で覆われて表情が見えない。
ルーデウスとディーオは渋い顔をする。
敵対するか?
三人の内、赤毛の女が
「お前達は、早くこの遺跡を何とかしろ」
三人の内、プラチナブロンドの女が
「さあ、早く。彼らの相手は私たちがする」
三人の内、青髪のおさげの少女が
「貴方たちの目的は、ここの制圧なはず、早く」
フェイス01がテラスから飛び降りる。
全身に黄金の龍気、ドラゴンオーラを放ち、ゆっくりと着地すると、バディーガーディーと篠原 秋人を背に
「やれやれ、なぜ…お前達は、ここまで来る?」
赤毛の女が剣を両手に構える。
青髪のおさげの少女が
「貴方のやろうとしている事は、間違っている。なんとしても止めたいんです」
プラチナブロンドの女が
「ねぇ…確かに色んな行き違いはあったけど、でも…何とかできるはずだよ。だから」
赤毛の女、青髪のおさげの少女、プラチナブロンドの女はドラゴンオーラを放つ。
四つのドラゴンオーラを見たオールステッドが
「まさか…龍族なのか?」
ディーオが混迷する場で構える。
そして、唐突に始まった。
赤毛の女が消える。
いや、フェイス01に向かって光速で斬りかかった。
フェイス01は幾つもの爆炎魔法を放ち、その場が大爆発する。
ディーオ達はエピオンの盾を広げて爆炎から身を守りつつオールステッドとルーデウスを連れてエレメンタルタワーへ入った。
エレメンタルタワーの出入口を後ろに、強烈は爆風と炎が見える。
ルーデウスが青ざめて
「うあぁ…なんて戦いをしているんだ…」
エレメンタルタワーの周囲では、四つの光、黄金、赤、青、緑が苛烈な閃光を飛ばしてぶつけ合い、龍鳴山周辺で巨大な爆発のキノコ雲達を生成する。
それに戦艦飛空艇にいたエリナリーゼが
「何ですの? 何が起こっているのですか?」
と、不安になるが、戦艦飛空艇の魔導通信機から
「エリナリーゼさん」
と、ルーデウスが通信を入れて
「ここから待避してくれ」
エリナリーゼが魔導通信機の魔導具を手にして
「貴方たちは、どうしますの?」
ルーデウスが
「最悪、飛んで帰れる。エリナリーゼさん達がいる戦艦飛空艇の方が危険だよ。離れてくれ」
エリナリーゼが頷き
「分かりましたわ。気をつけて」
戦艦飛空艇は急いで着艦して、爆炎の空から待避していった。
ルーデウス達は走りながらエレメンタルタワーの奥へ向かう。
「またんかぁぁぁぁぁぁ!」
と、バディーガーディーと篠原 秋人の二人が追いかけてくる。
ディーオが先を示して
「この奥にある」
”この奥にある。エルザルガドと繋がるシステムに”
「エルザルガドと繋がる装置に」
”オールステッドが触れれば、他のエレメンタルタワーとリンクする方法が”
「オールステッドさんが触れれば、他のタワーと繋がるはず」
ディーオの奥から湧き上がる言葉どおりにディーオは口にする。
それはディーオ自身の意思と、ディーオは勘違いする。
ディーオは急反転して構え
「行ってください!」
と、剣を構える。
それにリリア、ダリス、エレナも続く。
ルーデウスが
「すまない! 無理はするなよーーー」
と、ルーデウスとオールステッドは奥へ走って行った。
バディーガーディーと篠原 秋人はディーオ達と対峙してバディーガーディーが
「ぬはははははは! それでこそ」
ディーオ達が深紅の装甲、エピオンを全身に装備する。
それは、どこかのロボット兵器のような姿だ。
そして、バディーガーディーが口上を述べる前に、超音速で斬りかかる。
一人、エレナは残り深紅の装甲エピオンが幾つものファンネルを飛ばして、そこから苛烈な魔法攻撃を放つ。
バディーガーディーがダリスとディーオの先制攻撃を防ぎ
「せっかちよのぅ…」
篠原 秋人の方は、リリアの攻撃が来た。
見えなかった。
篠原 秋人は装備している青い鎧のオート防壁によって守られた。
篠原 秋人は驚愕している間に、通り過ぎた攻撃のディーオが再び攻撃を開始する。
その動きは、超音速を越えている。
残像を残す斬撃の嵐。
それにバディーガーディーは対応しているが、篠原 秋人はオート防壁で守られる。
「ふん!」とバディーガーディーがディーオを捉えて攻撃するも、それをガードしたディーオの剣と両手の盾からエピオンの赤熱する鋼鉄の尾が伸びて、バディーガーディーの腕を守る闘神鎧のようなそれを攻撃する。
バディーガーディーがそれを気合い波動で弾くが腕にダメージが刻まれ再生を始める。
ディーオ達三人は、遠距離のエレナの元へ戻る。
そして、攻撃した事で得た情報を全員に共有させる。
相手は…ヘオスポロスの技術を使った、この世界の闘神鎧を進化させた鎧であるのが分かった。
篠原 秋人は震えている。
全く対応が出来なかった。自分が装備している魔技神鎧がなければ、死んでいた。
バディーガーディーが篠原 秋人の前に立ち
「ふはははは! 面白くなってきたわい! お主は無理をするな」
篠原 秋人は黙って頷いた。
再び攻撃が始まる。エレナのファンネル達から無数の攻撃が放たれ、それを背にディーオ、ダリス、エレナの三人が攻撃を開始。
それにバディーガーディーだけが対応する。
篠原 秋人は、下がって防戦一方だった。
ルーデウス達は、エレメンタルタワーの中心へ来た。
中心には新緑と青を繰り返す結晶のような装置がある。
それが、この世界の環境コントロール装置であるのは明白だ。
その装置の下にある端末に急いで来て、オールステッドが触れる。
触れた画面が明滅する。
#$$&%&’’#$##”#
不思議な単語の後
「こちらは、エレメンタルタワー管理システム。クリエーター管理システムにアクセスする権限を確認、、、、、、認証、、、、、、龍神であると認証」
オールステッドが
「この塔の全権限を私に委譲せよ」
%%%%%%%%%%%
「残念ながら貴方様は、第二権限までしか譲渡できません。メイン権限を持つ方の権限は、現在、クリエーター適正者の誕生を確認しましたので。その方の到着まで待機状態となっています」
ルーデウスとオールステッドが見合わせて、オールステッドが
「どういう事だ?」
$$$$$$$$$$
「現在、この世界を構築管理する、環境創造システムならびに、ユグドラシルの民としての力を継承する権限を持つ人物の生存が確認された為に、本システムとユグドラシルの民として力を継承する作業に入っています。環境創造システムとユグドラシルの権能を持つ適正者、権限者の接触を待っています」
ルーデウスが端末画面に
「その人物は、誰なんだ?」
システムは答えない。
オールステッドが
「その人物は、誰なんだ?」
&&&&&&&&&
「その人物を提供いただける行動を行えますか? Yes・No」
オールステッドが
「やろう。だから、教えてくれ」
%%%%%%%%%
「現在、その人物を護衛する為に、護衛生命体を付かせています。彼女が、ユグドラシル権能および現世界の環境創造システムを継承する権限適正者であります」
その画面に映ったのは、旅をしているララと大型の狼犬レオだった。
ルーデウスが驚きの顔で
「ララが…聖獣ってそういう意味だったんだ…」
オールステッドが
「その者を連れてくれば…」
&&&&&&&&
「適正者を連れてくる事によって、環境創造システムへのアクセスが開けます」
オールステッドが
「全ての塔に接触させる必要は?」
%%%%%%%
「ありません。どこかのエレメンタルタワーに接触させれば、即座にユグドラシル権能および環境創造システムの譲渡へ以降します。早急に手配をお願いします」
オールステッドが頷き
「分かった。それと…別の者がそちらのシステム、権限を行使しているはずだが…」
そう、ヒトガミがエルザルガド…環境創造システムを乗っ取っているか?と聞く。
%%%%%%%
「現在、システムが停止状態なので、早急なシステム回復の為に適正者の接触待機状態です」
ルーデウスとオールステッドは驚きの顔でお互いに見合わせる。
オールステッドが
「質問する。この世界を動かしているシステムが止まっているのか?」
$$$
「その回答はイエスです」
オールステッドが
「では、何が…この世界を動かしている?」
###########
「現在」
と、システムが告げた次に、二人の目の前に、この世界の現状を示す立体映像が投影される。
それは六つの平面が重なったサイコロのような世界が出現する。
%%%%%%%
「現在、何かの外部システムによって、六つの創造された世界が連結され、閉鎖された世界が構築されています。
これにより、世界の可能性事象、エントロピーの増大が阻害され、世界の成長および、時空階位の成長が妨げられている状態です。
世界は、閉じられた状態で、可能性事象の制限されています」
オールステッドとルーデウスは驚愕する。
全ての前提が違っていた。
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