第58話(ほぼ終活……と言う愚痴)本当に断捨離したいものは
月日が流れるのは本当に早い。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
橘は今、来年の引っ越しのために断捨離をしております。
と言うのも、築60年を越える最大人数9人で暮らしていた実家が、本格的に駄目になり、今年の五月から裏の畑に第二の我が家を建築中。早ければ来月の中旬にはできるとのことで。ええ。ええ。ただいま、家じゅうで断捨離を行っております。
が!!
捨てる量が半端ない!!
と言うのも、先にも記述しましたが、昔は最大9人暮らしておりまして。
ええ。分家筋の中で本家にもなっておりまして。
ええ。葬儀や何かと言えば座敷には長テーブル六個ぐらい並べて人が集まるお家でして。
ですが、今建てているのは今どきのおうち。
そう。五年前に建てていたら、もしかしたら今回の予算で殆ど今と変わらぬ大きさで建て替えられていたかもしれないのですが、どこぞの国がどこぞの国に実力行使を行った結果、色々なものの値段が高騰しましたよね? ええ。お陰でそのあおりをもろに喰らった状態なのですが。資材と言うものは、値上げはするが値下げはしない。待っていてもどんどん高くなるが、安くなることはない。だとすれば、五年前の倍の値段になるとしても、今建てなければ後がない!! と言うか、畳が沈んでマジキケン。
と言うわけで、ただいま建築中のおうちのサイズは、今暮らしている家の半分以下の二階建て。
ええ。
察しの良い方はもしかしたらお気づきかもしれませんが。
新築のおうちには収納場所が全くない。
対して、今の家には押入れが五か所。その他に、物置部屋となっていた部屋が一部屋あったのですが。当然のことながら、9人+来客用の布団の一式。座敷に集まったお客様用の二十枚近い座布団たち。数々の揃えの皿やらグラスやコップが納められていたのですが。
ええ。ええ。
当然のことながら、そんなものを新築の家には収納できません。
で、家中の断捨離が行われたのですが。
初めは食器類もリサイクルしているお店に持って行きましたよ。何でも買いますって言うから。でも、三箱持って行って二箱戻されました。
座布団なんて解れてもいないし、色あせてもいない。
敷布団はもう、処分するしかないのですが、毛布は、それはまあ、綺麗な状態のものがゴロゴロ出てきました。色褪せも鼠に食い荒らされた跡もなく、毛羽立ちも何もない。新品と言われても気が付かないほどに綺麗なものが。
それを捨てるとなると、なんだかものすごい罪悪感に苛まれました。
衣類関係は、汚れがひどい者や破れがあるものは捨てて、綺麗なものは全部リサイクル回収ボックスに入れました。
でも、食器類や座布団掛け布団や毛布は回収対象外。近所のお店でも買い取っては貰えない。値段付けなくていいから引き受けだけでもと思っても、拒否。
これ。捨てるの? と。
そのとき、私と母は、せめて座布団五枚、毛布四枚は捨てないでおこうと言ったのですが、弟曰く、
「この十年とか使ってねえだろ。え? 使ったのかよ」
と。
まぁ、弟の言うことにも一理ございますよ?
十年使ってなければ、ないも同じ。
今この時になって、こんなのあったんだ~って思ったものも、そもそもなかったことと同じ。だったら、捨てたところで問題ない――と。
そう言う気持ちがないと、家の中の半分以上のものを片付けることは非常に難しいということは、解かるんですが。
当方、お盆にだけ甥っ子姪っ子が帰って来ます。なので、夏場は寝るときタオルケットでもあればいいのですが、まかり間違って秋や冬に来たらどうするのか。唯一新築の家で甥っ子たちが泊まる部屋に押し入れあるので、圧縮袋に入れて入れておけばいいだけなのに、家主の弟は何が気に入らないのか喧嘩腰。
そんなことがずっと新築を立てると決まってから繰り返されております。
農家じゃなかったら、建売の安いの買っていたでしょう。
でも、農家なんです。作業場あるんです。田畑から離れた場所にすむわけにもいかないんです。建てるしかなかった。
ただ、色んなものが肥料も含め倍の値段になっているにも拘らず、収入が倍になるわけでもないのが第一次産業。坪面積が広がれば当然、金額も引き上げられる。
まぁ、最終的に家に残るのは弟ですし、支払うのも弟ですから? とはいっても、農家の仕事は家族一丸となって行い収入を得ているのですから、決して弟一人の手柄ではないのですが。
なんかこう、周囲が騒ぐほど新築に対して心が弾まない。
住めば都とは申しますが、新しい環境になじむまでが相当ストレスを抱える私。
既に何もないのに、吐き気と戦う日々。
まぁ、それでも片付けなければならないので片付けては来ていますが。
ええ。ええ。本日も、ひな人形を追焚き上げに出してきました涙
これまでは仏間に置いていたのですが、仏間も半分のサイズになるので、三段飾りの箱入りひな人形は置いておけないと弟からの苦情が。
だったら、私の部屋に置く!! と言ったのですが、階段が狭いせいでひな人形の箱ごとは運べないと言う事実が。
結果。出してきました。
私が就職してから一度として出されることがなかったひな人形。
不貞腐れまくってるんじゃないかと、不安になって、本当に久々に出したのが今年の二月。ちょこっとお顔にシミができた右大臣さんたちが居ましたが、概ねキレイ。良かった良かった。今までしまいっぱなしでごめんなさい。今年もよろしくと、出してしまったのが三月三日。そして今日、さようなら。
持って行ったのは、私と母。父と弟は『そんなもん』と言う態度なので、初めから何も期待していなかったのですが、追焚き上げ場所に引き取られるとき、頭の中には小さかったころのひな人形や弟たちとの思い出が一気に蘇ってまいりまして。母としても、自分が生きている限りは一緒にいたかったと悔しそうに、淋しそうにして、二人でちょっと涙ぐみながら帰ってきたりしました。
でもって、更に捨てられないのが本なんですよねぇ。
未完本や汚れが酷すぎるものは、メルカリでも売れないので処分できたのですが、これもまた綺麗な状態のものは捨てられない。
よんでねえだろ。と言われても、こればかりは捨てられない。と言うか、読んでないわけではないんですよね。休憩中に読んでるんですよね。これだって床が沈み始めた十年前から十冊買ったか買わないかで済ませてましたからね。
と言うか、私が欲しくて買って集めたものをとやかく言われたくないとばかりに、うるさいと切り捨てたものの、本だけで箱が十個越えました(笑)
だって、あまり大きな箱に入れたら運べませんし、結果。カラーボックス一部屋に付き一箱のようになりまして。笑いが込み上げて来ました。これ、この数分階段を往復する(笑)
そして、断捨離問題の他に実は持ち上がっていたものが、下手すればご近所トラブル案件になりかねないこと。
実は、地鎮祭が終わった後のことなんです。
その時点では隣は空き地だったんです。
ですが、その後一つ上の先輩の家で、その空き地を購入し、農機具を入れるハウスを建てるということが判明。
その際、雪が落ちて来ないようにしますから。
と言っていたのですが、できたものを見て唖然。
だって、ハウスと家の壁の間、一メートル半あるかないかしかないんです。
そして、ハウスの高さは二階の部屋の窓とほぼ同じ。視界ゼロ。
嘘だろ? となりましたよね。
別に、ハウスがなければ何が見えるかと言われれば、お隣さんたちの屋根なんですけど。問題は当方雪国なんですよ。ハウスの雪が落ちないようにすると言われても、ハウスの傾斜っていうモノがあるんですよ。
家を建てるとき、万が一の逃げ口が玄関しかないのは問題だからと、両親が使う予定の部屋に、人が通り抜けられるほどの大きさの窓を作らせました。ええ。弟は小さなものでもいいだろと言いましたが、仮に足腰悪くした両親が寝室にいるときに台所から出火した(と言うか、出荷させないためにオール電化にしたのですが)時など、いちいち居間通って逃がせるか!! それなら、部屋から直接逃げる方がいい。と説得したのですが。
想像してみてください。傾斜を伝って落ちて来る雪。
多分、勢いが強いと壁面やその窓直撃します。と言うか、そもそも室外機は直撃します。調べたら、室外機のカバーがあるようなので、それも買わないといけなくなりましたし、場合によっては窓が割れないように雪囲いをしなければならない可能性も高くなりました。
ですが、雪囲いしたら、逃げられないんですよね。まず、窓開けられませんから、今どきのお家の窓。気密性重視のために引き戸じゃない。押し窓なので、そもそも押せない。
そんな話をすると、「たらればの話ばっかりしてどうするんだよ」と、弟は機嫌悪くなりますが。ええ。たらればの悪い予想は八割起きないとは言われていますが。
こういうところ、想像力逞しいと思えばいいのか何なのか。
何かが起きてからの揉め事とか本当に嫌なんですよ。
事前対策しておきたいんですよ。
で、休みのたびに片付けやら何やらやっていたら、書く方に集中できない。
そうこうしていたら、今回のシフトは、チーフのご家族様のことでチーフの休みが十回の中、私の休みの間隔がバカみたいに長いのが続くかと思うと、一週間の中に三日も休みを詰め込まれると言う中、レジ員のお宅で不幸が発覚し、しばらく休むという連絡がついさっき参りまして。
明日出勤したら、シフト変更を一気に手掛けることに。
ええ。
ええ。
ええ。
色んなところに話は飛びましたが。
本当に断捨離したいこと。
・家族間の揉め事
・ご近所トラブル
・職場トラブル(時給上がったから、人件費抑えるために休み増やせ(怒)をまたのたまい始めた経営者。長年勤めて手取りが増えるどころか減らされる危機に、色んな部門の人たちが怒り心頭。少なくとも、レジはその流れに従えませんを貫きますけどね。転職を真面目に考え始めている方も相当数の状況)
・物語を思うがままに書けなくなっている今!!
・そして、愚痴りまくる自分!!
早く全部から解放されて、楽しいこと沢山書きたい(≧◇≦)
今回もまた無駄に本当に長くなりました。
お付き合いいただき、いつもいつも本当にありがとうございます。
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