第43話(遠征報告)行ってきました東京!!と茨城

察する方は察するかもしれませんが、刀見て来ました。

コロナが流行る前、本来であれば舞台を見に行った次の年にでも見に行こうと思いながらズルズルと時だけが過ぎ。まさかのサブチーフを失い。三年ぶりに行こうと思っていた遠征も諦めなければならないのかと一時は思った遠征。行ってきました!!


ええ。結論から言いましょう。


めっちゃトラブル続きでドキドキだった!!!!!


いや、それというのも、もともとこの一週間ほど熱が37℃前後だったんですが、夜行バスの出る当日。早番を貰って仕事を切り上げ、お風呂入ってご飯を食べて、酔い止めの薬を飲むまでまだ時間がある!


ということで、念のために熱を測ったんですよ。

ええ。計ったんです。

ピピピとなって、体温計を見たならば『37度5』。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?


再度計っても同じ。

一度涼しい台所へ行って、再再チャレンジすると、一度は下がったものの、家を出る三十分前にもう一度はかると、37度5。


いやいやいやいやいや。ちょっと待て。マジでちょっと待て。

熱さましと酔い止めは一緒に飲めない。

しかし、もしも夜行バス乗るときに検温して外されたら意味がない。

迷った挙句、飲んだのは解熱剤。

おでこと首筋に冷えピタを貼り、行ってきました。夜行バス。


酔い止めが飲めないので、のど飴をなめながら誤魔化して。


しかし、やっぱり酔いました。


だがですね、それでも予定通りに進んでいれば問題もなかったのですが、なんと、バスタ新宿に到着したのが、本来の予定時間を40分も過ぎていたんです!!


私はそこから東京駅に向かって、八時半の水戸駅行きの高速バスに乗らなければならなかったんですよ!!


到着時点で八時だった私。バス酔いして吐き気がする私。

とりあえず一度出してしまおうとトイレに駆け込んだものの、行列。

吐けない。待てない。時間がない。

仕方がないので中央快速に飛び乗りました。


しかし、問題はそこにもあったんです。

車窓あるじゃないですか。横に流れて行くんですよ。当たり前ですが。


こちらをご覧の方で車酔いが酷い方、おられるでしょうか?

今にもは来そうな状態で、風景が横に流れる。

これはアウトです。


一駅移動して、葛藤が生まれました。ここで降りるか、残り十分耐えられるか?

答えは、


ムリ!!!


飛び降りました。

何度もえずきました。

マスクの中で吐き出すのかと思いましたし、もう無理だからホームで……いやいや、線路上に。と誘惑にかられながら、何とかトイレに!!


しかしそこにも行列が。


解熱剤は一日二回のも。果たしてこの状態で酔い止めを飲んでいいのか?!

逡巡し、飲みました。


すると、あれだけ込み上げていた吐き気がなくなりました。


再び中央快速に乗るべくダッシュ。

とにかく時間がない!!


女性専用車両に乗り込んで、辿り着いたよ東京駅。


しかし、高速バスの出る八重洲南口どっち?!

となり、慌て過ぎた結果、違う改札出てしまい、再び戻るという時間ロス。


案内板どこよ!!と半ば半ギレ気味になりながら、見つけました八重洲南口の看板。


構内走りましたね。


本当はゆっくり朝ごはん代わりにコンビニのおにぎりを食べようとしていましたが、時間がないので、おにぎり一個だけ買って、みどりの窓口に行き、「高速バスのチケット欲しいのですが」と問うと、「高速バスのチケットは、そちら出て右側で」と案内されて、再びダッシュ。


時計を見ると、水戸行バス出発まで残り五分を切っていた。


高速バスチケットは券売機でも買えますが、なんだか良く解からなくて窓口へ。

今出るバスのチケット欲しいのですが、スイカで払えますか? と聞くと、Suicaでしたらチケットいりませんよ? 降りるときにピッとしてくだされば。とのことだったので、すぐに戻り、バスの運転手さんにSuicaで払いますと言って、高速バスに乗り込みました。


出発二分前とか、あり得ません。


ずっとすきっ腹と言うのも問題です。

トイレはともかく、バスの中で何かを食べるなんて無理ですし、薬を飲んだから幾分楽にはなったものの、このバスに乗れなかったら、そもそもにして今回の計画の半分が無駄になるところでした。


というのも、バス一本送らせることも出来なくはないのですが、そうなると、上野に戻るためのチケットが無駄になったのです。


熱出した次の日が40分も遅延とか。ありえない。


と思いながら、水戸に着いた私。

今度は下調べした最寄りのバス停までどのバスが行くのかというところで、バスが来るまでおにぎりを食べようと取り出しました。


外だし、人疎らだし、許してもらおうと思っておにぎりを作って口に入れたのですが!


人生で初めてでした。吞み込めないおにぎり。

べちゃっとしていて、噛めば噛むほどダマになって行く。呑み込めない。

なんだこれ?! と焦ってお茶を飲んでみたら、お茶だけが喉を通り過ぎて行く。

ご飯が飲み込めない!

無理矢理飲み込んで、反対側をガブリ。

反対側も同じで、噛めば噛むほどほどけるどころか集合してダマになって行く。呑み込めない。


なんだこれ?! と、持参していたゴミ袋にインしました。

その時やって来たバス。

運転手さんに最寄りのバス停まで行くか訊ねたところ、行くということなので乗り込みました。


そうして、地図アプリを見ながら目的地へ向かうのですが、なぜかものすごい民家の間を誘導されました。


そして辿り着いた場所で、三年越しに目的を達成!


次は、問題なく上野行きの特急車にのること。


結果的には乗れましたが、特急が来るまでの間、何か腹に入れないと流石にまずいと、再びコンビニへ。しかし、飲み込めないおにぎりがトラウマで、若干酔っている状態が甘いものを拒み。結果、じゃがりことお茶を買って、ベンチで食べ、特急車の中でも仮眠。


そしてやって来ました上野~ではなく、山手線内まで乗れるとのことだったので、御徒町駅にて下車。そこで当たると評判の宝くじ屋さんから宝くじを購入。その先のサイゼリアと言うところでご飯を食べようとしたんです。


上野の博物館の入場時間は15時30分。

サイゼリアから博物館までは歩いて18分。


しかし、席に通されてから料理が運ばれて来たのが15時。

マジかぁとなりつつ、ランチタイムだったらしくワンコインでサラダとドリアを頂きました。


で、そこから歩いて博物館へ。

入場時間が入場制限もあって大分ずれ込んでから中に入ったのですが……


一番初めの水墨画、私アレ好きでした。水墨画が割と好きだったので、ずっと見て居たいと思いつつ、メインは刀だからと。


途中、お店で母から頼まれた埴輪のキーホルダーを買おうと思っていたら、既に完売で途方に暮れながら、目的の刀の展示室へ。


流石に人が多かった。ゆっくりと見て居たかったのですが、後20分で閉館となります。それまでごゆっくりとご覧くださいと言う、焦らせるのか焦らせないのか良く解からない丁寧な案内をされながら、見てまいりました刀たち。


今日一日で、30口の短刀・脇差・打刀・太刀を見て来ました。

綺麗でした。本当に綺麗でした。

こりゃぁ魅入られるわと思いましたし、本気で模造刀欲しくなりました。


その後、夕飯を食べて帰ることに。


博物館に辿り着くまでがあまりにも慌ただしいトラブルだらけで、本当にドキドキものでした。


久々に強烈な酔いを体験したせいで、今も胃の調子がよろしくはないのですが、欲しかったものも買えましたし、概ね満足です。


そんな夜、会社から宝くじの在庫が合わないと言う電話がやって来まして。

いきなり現実に戻すなよ……とは思いましたが、しいたけ占いのしいたけ先生がの今週のお言葉があったので、『知るか』と突き放すのではなく、最終の確認を取った上での対処法を伝えて電話を切りました。


いやァ。弾丸日帰り旅行は疲れました。連休取ってて本当に良かったと思います。

何故って。酔うからと散々寝たのに、がっつり昼寝しましたからね。


人間、横になって寝るって行為はとても重要なのだと知りました。

そして、下調べしていても、意外と現地に行くとどうとでも出来るのだと思うと同時に、日帰りでもバッテリーもっていかないとギリギリアウトになるのだなと思い知りました。


マップ見ながら移動だと、消費量半端ないんですねぇ。


さて、ここ一番のイベントが終わりました。

楽しみが後ありません。

来年こそはと思ってはいましたが、来年の遠征予定が全て白紙になりましたし。

何を楽しみに日々を乗り越えていくべきか。


仕事行きたくないなァ。

宝くじ当たらないかなぁ。

贅沢する気もありませんし、仕事を辞める気もありませんが、少しばかり心に余裕を持ちたいこの頃。


前に「十億円当たれば、どんな嫌なことも些細なことさ。って流せるようになる』と言っていた同僚ではありませんが、十分の一でいいので当たってくれれば、家もハウスも修繕できるのになァと、夢見がちなことを思いながらドキドキ遠征状況をお伝えしました。

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