第14話(なんかモヤっと)休憩中に読んでる本が……

先日のことです。新チーフに対して、「それはさすがにまずいでしょ」と言う行動を取られた私。思わず帰って来たチーフに「さて、今の時間の問題点は何だったでしょうか?」と、唐突に問い掛け、チーフが「え?」と小さく驚いたので、「むしろ何も問題がないと思ってる方が問題だから、少し考えてください」と、重ねて要求し、ヒントを兼ねて、「今私は三つの中からどれか選んで行動してくださいと言いましたが、どうしてそれを選択したの? 本当は、一番あなたが選んではいけない選択肢だったんだよ?」と、何故それを選んではいけなかったのか。その理由をとうとうと説明した結果――


チーフの行動が劇的に変わりました。

それはもう、驚くほど変わりました。

一体何が起きたのかともう一人のサブチーフや同僚に問われ、実は、こうこうこういう状況になりまして、その対応を取らせるためにこういう選択肢を与えまして、その結果、一番選んではいけない自分が最も楽な方法を選んだため、それを選んではいけなかったという理由を説明した結果、そうなった。と説明し、「でも、私がいるときだけそうだったら何も意味がないんだけど」と言っていたのですが、私が休みの日もそれ以降も、見違えるほど……と言いますか、まるで憑き物が落ちたかのようにすっきりした顔で生き生きと動いている……と言う声が相次ぎまして。


それを見た同僚たちも、どこかよそよそしかった態度を改め、積極的に意見を交わして仕事に励むようになりまして。


ええ。結果としてはとてもいいことなんですけれど、あまりにも劇的な変化過ぎて、今度は無理して動いて体壊さないかと不安で仕方がない私が居ります。


もう一人のサブチーフと同僚からは、「あの人は無理してまでやるわけじゃないし、明らかにすっきりした顔してるし、と言うか、ここ二週間ぐらい見えてなかった笑顔見えるようになってるし、むしろ、胸のつっかえ取れたような感じにしか見えないから気にし過ぎじゃない?」と言ってくれるのですが、積極的に動く様を見てしまえば、若干無理し過ぎて体壊しても何だしと、二人とも前よりは気持ちよくフォローできるし組んで仕事できるよ。とも言ってくれはするんですが!


こんな明らかな変化をもたらしたのが自分の言葉だと思うと、正直怖い! ほんと怖い! もう、無理して倒れられないように、今以上にフォローしようと思いました。

いや、まぁ、正直そのぐらい動くようになってもらわないとお盆が怖くてしょうがなかったのですが、徐々に。徐々に変化してくれれば良かったのに! と言うか、そんな劇的変化が起きるとは欠片も思っていなかったから、五日ほど経った今も戸惑いがぬぐえません。


まぁ、問い掛けたときからずっと胃が痛くて、その日一日……なんなら、次の日も胃が痛くて、潰瘍再発したらどうしようかと不安になっていたのですが、(前回見つかったときは破裂寸前だったと医者に言われました。まぁ、それはさておき、言われた方も胃を押さえていたんですけれど、私も相当胃が痛かったです。モノ申すのも本当に結構なストレス掛かるんです。もう二度とやりたくないです。多分もうやらなくてもいいような気はしますが)今は大分職場の空気が良くなりました。


その後、個人的に担当している諸々の仕事や危惧していたことが立て続けに順調に解決するという出来事に、もう一人のサブチーフさんの妹様が『橘嬢は今、宇宙と繋がったから望んだとおりに物事が進んでいるんだよ!』と言っていたとか。どうせならその調子でちょっといい感じに宝くじ当たってくれたりしないだろうかと思いつつ、多分、いい方向に進んでくれるのではないか……と思うこの頃。




と、えらく長い前置きになりましたが、本題はここからです。

家が古くなったせいか、部屋の畳と言うか床が沈んで来まして、三年前から新しい本を買うのを極力控えていたのですが、売るにしても中古屋さんから買ったり、日焼けしてしまったり、表紙がないのを貰ったり、全巻揃っていなかったりで、問題がある本たちが入っている箱があるのですが、捨てるのももったいなくてどうしたものかと思っている本を今休憩室で読んでいるのですが、ええ。それでですね、ラノベじゃないんですよ。読んでるの。一般向けと呼ばれているはずのものなんですよ。挿絵なんてないし。ただですね、正直ですね、つまらないんです。書き方が。むしろちょっと昔のラノベかよ。と思ってしまうようなですね、改行に次ぐ改行。ページの下半分にメモが書けるな。って思えるほどの空白。軽いノリの一人称(一人称って、語ってる主人公の性格が合わないと、面白いのかもしれないですけど受け付けないですよね?)で、内容も軽い。妖怪……と言うか、憑き物、と言うか、異能バトルと言うか、怪異伝奇小説って書かれてはいるんですが、何というか、合わない。自分にはとてもとても合わない。ただ、かつてそう思って途中で読むのを止めていたんでしょう。読み返している今もどんな話だったのか全く思い出せないままに、主人公の一人称にどこまでも苛つきながら読んでいる最中なのですが……


というか、え? こんなんでいいの? こんな感じでいいの? こんな書き方でいいの? 自分だったらこういう風に書くけど、これ読み難くないの? こんなストーリーの進め方でいいの? 突込みが追い付かないんだけど、これでいいの? のオンパレードで、いくら書籍化しても、やっぱり自分に合わないのはとことん合わないのだなと思いましたし、これが一般なら、ラノベで出てるアレは一般で出しても何一つ問題ないんじゃないかな? とか、こちらでハマった作品が書籍化しない理由は何なのかとか、どーりで選評で「商業レベルの文章が書けています」って言われるわ。と思ってしまいました。


正直、今読んでいるのが小説サイトに掲載されている物だったら、正直最初のページの半分まで読まずに画面閉じてますと言うレベルでした。別に、小難しく書かれていたら面白いと主張するつもりは欠片もありません。ありませんが、何と言えばいいのでしょうか? 本の後ろの方には総評……じゃなくて、なんて言うんでしたっけ? 度忘れしましたが(最近漢字も思い出せないし、危ないのかもしれない……)、他の作者さんとかが感想書いているのあるじゃないですか。その感想を読んでいても、どうしてこうも同じものを読んでいてここまで感想が違うのかと。


ただ、そんなことを思わせてしまう作品と出会うから、変な勘違いを私はし続けるのではないかと理不尽な怒りすら覚えるこの頃なんです! 中古で買って大当たりだと思ったものもあります。普通にお金を出して買って、うん。そこそこ面白かった。と思うものもあります。欲しくて欲しくて作家買いをするものもありますし、何か新しいのを読んでみたいな~で、普段買わない作者さんの本を買うこともあります。結果、続きも買って読もうと思うこともありますし、あくまで時間つぶしで読んで損はしなかったと思うものもあります(←、ほんとこういうところ自分でも勘違いが甚だしいと思って自分に疲れます。でも、買って損をしたとは思わないので、また読もうと思って時々引っ張り出すんです)。でも、いくら百円で買って来たものだとしても、買って損した!! と、あまりに自分と合わないものとぶち当たったときは話は違います。私の物語はこれより下か?! 私がハマった小説サイトの作家さんたちの物語は、編集者さんたちからしたら、出版社さんたちからしたらこんなのより下か?! と、憤らずにはいられない。むしろそんな作品を出した出版社さんから本出してもらうためにはどの公募に出せばいいの?! と思うこの頃。


いや、小説に限らず漫画もですが、コンテストをやると選評するじゃないですか。それを読むたびに思うんです。あれやこれやと書かれておりますが、それを踏まえた上で新連載した作品や、手に取った作品を読み返し…………


いやァ、その選評通りに行くとしたら、どうしてこの作品が連載できたり、その新作が世に出るようになったのか、何が選評に描かれている問題点と違うのか教えていただきたいと真剣に思うこともあります。


なんですかね。作家さんって大変ですよね。自分でも重々承知しているんですよ。解かっているんです。人様の作品をどうこう言えるものが書けているわけでもなければ受賞にこぎつけるまでにも到達していないくせに。ということは。私が思った感想を、他の誰かが私の物語に対して抱いているということも。


でも、これも勉強と思って読み進めます。

今はとりあえずいろんな本読みたい。気持ちは強いのですが、本を開いているといつの間にか寝落ちしている自分がいます。すぐ傍に図書館も欲しい……。


と言う、とりとめのない終わりで終わりとさせていただきます。

ああ、今日もどうしようもないことを書き散らしてしまいました。すみません。

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