第7話(創作あるあるだと思う!)起承転結の起承まではスムーズに進む
本日、職場にて、共にサブチーフとなっている方から、「橘さんは教えるのが上手い」とお褒めの言葉を頂きました。それに加え、ノートを纏めるのも上手くて見やすいと褒めていただきました。
しかし私、自分では決して教え上手なわけではないと思うし、もっとうまく教えられるのではないかと思うわけで。むしろ、聞き取りての理解力の問題なのではなかろうかと思うこの頃。
明日は月末年度末。いろいろなものを締めるために、てんやわんやの一日を過ごすわけですが、
まぁまぁまぁ。仕事の話はこれくらいにして本題に。
創作あるあるだと思うのですが、皆々様物語を作るときプロットと言うかあらすじ作りますよね?
わたし、昔ろくにノートにそういうの書かずに、勢いで結構書いてたんですよ。
ノートには書いていなくても頭の中には一応あるんですよね。この展開が来たらこの展開がやって来る。だからこの展開が生まれて、そうすればこれが生きて来る!! みたいな感じで。
ノートに書こうと思っても何も思い浮かばなくて、本当に大まかなことだけ決めると、そのままパソコン立ち上げた方が打ち進めるものですから、まともな設定と言うか道筋の書かれたものってなかったんですよ。
若気の至りとはいえ、結構な無茶をしていたと思います。
で、ちゃんとノートにプロットもどきを書き始めたのが、数年前。
ええ。度々話題に出している「燃え尽き症候群」を誘発した物語を書き上げてからですね。
松任谷由実さんの《春よ、来い》を元にした物語。自分でも異様なほどに書きたい場面が浮かびまくって、十日間で書き上げた作品。今では閉鎖してしまった小説のサイトで、一か月限定で掲載し、翌年気に入って下さった方のリクエストに応えて春にまた一か月だけ掲載しただけの物語。友人も大層気に入ってくれて、友人ように印刷してプレゼントした物語ですが、ええ。それからパッタリ何も書けなくなってしまったんですね。
これまでろくに考えずに書いて来たものですから、いざちゃんと考えて書こうとすると、まったく何も書けなかったのです。びっくりするぐらい書けなくなっていました。
文章の書き方ってどうだったっけ?
イベントとイベントのつなぎってどうやって書くんだっけ?
物語って、どうやって作るんだっけ?
場面転換って?
必要な場面と不要な場面ってどうやって見分けるんだっけ?
色んな人からアドバイスを貰い、ネットで書き方を調べ、考えに考えたらますます何も書けなくなって。気分転換に映画見たりアニメ見たりドラマ見たり舞台も見てゲームして。途中で、「あ! こうすればいいんだ」と思い至っても、いざ書き始めると何も進まない。
真っ白なノート。真っ白な画面。
無理して埋めても、ムリして書いた分、気に入らなくて消去。
十数時間かけて書いた十数ページを白紙に戻すことも何度も繰り返しました。
昔はたった一つの台詞からでも物語が生まれました。
たった一つの場面だけでも物語が生まれました。
題名が先に思い浮かんでできた物語もありますし、このキャラクターを使った物語を書きたい! と言う衝動だけで物語が出来ていましたが、燃え尽き症候群の後は殆どそんなことがなくなってしまいました。
もう書けなくなったんだと思いました。
夢を追いかけるのもここまでだと思いました。
どうせ夢が叶わないのなら、ここで筆を置くのもいいのかもしれないと、九割方考えたこともあります。
でも、不思議なことに、普段物語を書いていた時間、何故かパソコンを立ち上げているんですよね。
ふとした瞬間、物語の断片を思い浮かべていたりするんですよね。
見ていたものに感銘を受けて、こんな作品を書いてみたいと想ったり、感動したり好きになってもらいたいって思ってしまったりするんですよね。
で、また、性懲りもなく書くんです。
で、今では、プロットと言うか、シナリオもどきを作って、それを元に執筆作業をしています。(これでも私、ネットでシナリオの作り方を勉強して初めてアニメのシナリオコンテストに応募したら、最終選考の十作品に残りましたからね。二度見しましたよね。受賞できませんでしたけれど)。
なので、今はサラッと全体の流れをノートに書いたのち、それを元にパソコンで一度シナリオもどき(大体24枚)分に収めたものを作って、その後に執筆するようになりました。
それでですよ!!
ようやく長い前振りが終わって題名に辿り着くのですが、昔から私、物語の起承まで作ると、転の部分で息詰まるんです。
前は、行き詰った時点で実際に書きだし、勢いに乗って突き進んで最後に辿り着く。という荒業とも言えない暴挙を繰り返していましたが、時にはまったく進めなくなってそのままお蔵入りし、数年後に読み返して普通に続きが書ける。と言う作品もパソコンには眠っていて。
でも今。本当に今。まさに今!! パソコンに書き込んでる場合じゃないって解っていながら現実逃避のように書き込んでいるのですが、転が思い浮かばない。
どんな物語になるのかは決まっているのに、この転のせいで、書きたい方向とは違う方向へ転がりそうになって、ここ数日書いては消して書いては消してを繰り返しています。
いや、考え抜くしかないんですけれどね。大抵進まなくなる時は、どこかで主人公たちに無理を吹っかけているからなんですが、おおざっぱでも初めと終わりを繋ぐ何かイベントが思い浮かばないものかと生みの苦しみ。
正直バタバタしている今、頭が疲れ切って何も思い浮かばない状態で何かを書こうとしても無駄だとは思っているのですが……
皆さんも生みの苦しみってありますよね?!
何でこんな苦労してまで物語書く必要あるのかって思いながら、投げ出したくなりながら、それでも生まれて来てくれたキャラクターたちを途中で投げ出したくなくて、考えて考えて考え抜いて、突破口が見えたときのあのテンションの上がること!
それを目指して、もうしばらく物語をこねくり回したいと思います。
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