思い残すは唯一つ

 場の全員から注目されていた男が服従の姿勢から何の脈絡も無く飛び跳ねて立ち、

「無理だ!」

 と叫んだ瞬間。彼以外に状況の変化を理解していたのは。

 謀った者と動かされた者。二名のみである。


 心が千々に乱れ、気づかれず終わらせようとした相手が反応したのに驚愕しても、アイラが積み重ねてきた物は裏切らなかった。

 音も無く。槍を手にして尚、森を行く虎同然に武装した者たちをすり抜ける。

 ダンと名乗る男が両腰に差している扇と思われていた物を抜いた。それが鍛錬でよく使っていた短い鉄の棒であることを意識の隅で把握し、

―――突きが一番。

 でも組手だと初撃だけではまず決められてない。周りに立つ草原族を巻き込んでは何が起こるか。

 動かす。


 最後の一歩で穂先を下に。踏み込み、すくい上げる。両手に構えていた棒が交差され受けられるが、

 人が飛んだ。

 アイラの表情が更に引き攣る。予想より手ごたえが軽く、自分で飛ばれている。

 実際着地に失敗し、両手の得物も飛ばされ落ちた男はもう四つ足で無様に、しかし素早く己が入って来た扉へ。間合いも思ったより出来てしまった。

―――でも、後五歩だ。


 誰もがそう思った。腕の差は虎と鼠。姿勢も違い扉まで辿りつけると考えたなら失笑もの。しかも閉まっている。押し開ける時間などある訳が無い。


 その時、グレース・トークの口が笑みで裂けた。

 その時、カルマ・トークは『殺すな。怪我もならん』と、叫ぼうとした。

 その時、リディア・バルカは男が捕らえられた後、どう動くかを考え始めた。


 なのに、扉が見えない手で押されたかの如く両開きで押し開けられ。余りに都合の良い出来事に時が驚きで、

「投てき弓なし! 真っすぐ!」


 そしてアイラまで踏み込んでいた体を、しかも必死に止めた。扉の奥、二人。見る者が見れば達人と分かる姿勢で引き絞られた矢に狙われて。

 動きが止まる瞬間、一射。重心を狙われ避けられず手の槍で打ち落とす。更に振り終わりに合わせられて一射。これを打ち落とせるのはアイラだけだったろう。だが、その時にはもう。

 男は扉の内側に逃げ込み、扉が閉まり、更に閂が掛けられた音が響く。


 即座に槍を捨て抜剣。全速の踏み込み、全霊を持って、

「ちぃいいいぃぃリャッ!!」


 扉が斬り破られ。閂の木まで半ば断つ。が、扉の向こうから更に扉が閉まり何か重い物が置かれる音まで響いて、

「クゥッッッ! 追う!」


 絶望同然の焦りで顔を歪め、アイラが一番近い扉へ走る。


******


 男と、つい先ほど扉を開けた二人と、矢を放った二人が。何時もの警備に使われる以外の装備を捨て、何も起こってないかのように。しかし許される限り足早に、滅多に人の通らない廊下を歩いている。

 そして奥まった使われてない物置へ入って窓を開けた。その先には何年も掛けて最も条件が整っていると判断された裏庭。しかもそこへ続く道はそれと知られず、警護と偽ってジンの配下により人が避けられている。

 もし、このグレースが指示していない警護を咎める者が現れれば、担当の者たちの連絡不足と勘違いが明らかになり、多くの者が情けない顔で謝罪するだろう。


 更に護衛の獣人が先に顔を出して誰も居ないのを確かめ、窓から降り、官邸を囲む壁。それを和ませる庭木の裏側へ走り姿を消す。


 続けてダンと呼ばれていた男が。そして残りの護衛が庭に降り窓を閉め、無言で庭木の裏、壁との狭い隙間へ。

 そこでは先に走った護衛が何年も前に割られ、予想外の出来事で見つかろうとも壁の割れ目に見えるよう置かれていた壁石だった物をどかし終え這って潜る所だった。

 そして足まで通り抜けると直ぐに、

「よし」


 最初に男が。続いて残りの護衛三人が這って壁を通り抜ける。その先にはやはり壁を和ませる為の植木。そして通りと何台もの幌で覆われた商人の馬車。その上確認の為と指示されて下ろされていた積み荷に隠され、人通りの音はしても見えなくなっていた。当然向こうからも見えないと男は安堵の息を吐く。

 その男に商人風の獣人が近づき、

「治療は?」


「落ち着いてからで」


 後は無言。五人は指示されるまま馬車の奥に置かれていた大きな樽、二重底となっていた中に身を隠し、上から酒を注がれた上で蓋をされ釘が打たれた。

 

 商隊が動き出す。何時もの如く街の門へ。この街で商隊の長が商売を始めたその日から何年も、最も使った門へ。ある日から警護の者たちへ酒や小物などの感謝と気遣いを欠かさなかった本当の理由を乗せて。


******


 はぁぁあぁぁぁ……。こうなったか。何か酷く薄い確率を引いた気がする。

 恨み―――は、感じてないな。良かった安心した。何時かはこうなると分かっていたのに恨んでは。酷い勘違い野郎となってしまう

 習慣に無い立場と配慮を要求してるし、そもそもトークはやがて私を敵と思うに決まってるのだから。


 ニイテ家一党を始末できなかったのは確かに痛恨だけど。でも今後トークに留まる確率は高いだろう。であれば悪くない。……何かで出て行かれないよう祈るとしよう。

―――薄い確率を引いたと感じたのは、無様な未練か。まず残れる。と考えていたのは間違いない。……実際切欠であろうグレースの呼びかけに確信の気配は無かった、ような。

 向こうから見た自分の価値を高く評価し過ぎただろうか? 自分がこれからする予定の事まで相手から見た評価に含んでいたかも。

 カルマは、折れてくれそうだったから、完全に的外れでは無かったろうけど。

 しかしグレースは……衝動もあったろうな。舐めた行動をし過ぎて反発を招いた。そして衝動なら、

「ダアァアアアアアアアアアァァアアアンン!!!!!!!」


 っ!? 見つかった、訳じゃないな。遠い。……なぁにが『ダァン!』だ。そんな奴はさっき消えたわ!

 滅茶苦茶な力で吹き飛ばしやがってこれ多分手首捻挫してるぞ。

 第一あの襲い掛かってきた時の表情、恐怖に塗れたあれは何なんだ。こっちは表情を変える余裕も無かった気がするってぇのに。本当鍛錬してて良かった。

 あれ絶対計画してなかっただろ咄嗟に近い行動としか思えんヒステリー女かよ! お陰でこっちは……、

「ふっ……ウグッ……ふっふぅうぅぅぅ」


 クソッ。泣くな。外に聞こえてバレたら何も続かなくなってしまう。袖を噛み、鼻を手で覆って……。

 悔しい。


 トークを去るのはどうでも良い。積み上げてきた色々を失うのも。リディアにラスティルさんという良い知人との縁が切れたのは幾らか残念だが、何時かは起こった事だ。それに今なら私と真田が同類である事は絶対に気づかれていない。

 真田があり得ざるべき特異な人間と確信するのだって荒唐無稽な話。更に奴と違い、ケイの者から見える何かを作ってない私に似たような特異性があるなんて気づきようが無い。

 だが付き合い続けていればやがて。人の本質を見るのを習い性としてる気配があるリディアには間抜けを晒して疑念を持たれたかもしれない。

 それが無くなったと思えば殆どの事はため息一つで諦めがつく。


 ……二人、特にリディアが幾らか面倒な事になりそうなのは、申し訳ないが。真剣に大変な事とはならないはず。結果としてアホ下級官吏が一人暴走の挙句逃げ出しただけの事件。名の売れてる二人まで巻き込めば損が増える。

 私に出来る事はもう無いしな。

 

 しかし……唯一つ。これでもう……真田へ何も出来なくなった事だけはっ!


 奴の考えが上手く行ったなら今頃オラリオの客将にでもなっているだろう。その確度は高い。そしてやがて山で守られた土地へ行き、遥か彼方の辺境で何を作るかッ!

 奴を、そして奴に纏わるモノを土に還さなければ。或いはせめて歩みを止めたい。何をしてでも一歩でも。

 真田にだって必ず隙は産まれる。遠くても一撃差し込める機会はきっとある。その為トークで準備し考えてきた。

 なのに私はオウランさんの所へ逃げていく。始帝王が国を傾けてまで作った壁。数百年増やし続けられた物の向こう。全てが一気に隔絶される国外へ。


 これではもう手が出せない。真田と、私の希望のどちらが速いか。運を天に任せて競争を見てるのみだなんて!

 元から自分の無責任さには呆れている。だが、それでも……くっ、ふぐぅうぅぅ。


 ……く、っそ! 馬鹿! 阿呆、間抜けが。だから泣くな。声が出る。ここでトークに捕らえられれば間抜けという言葉にも値しない。何か、何か良い事。それか先の事でも考えて、

 ―――ああ、外に出たら直ぐ髪を切ろう。商隊の一番下っ端と同じ、奴隷よりちょっと長めの角刈りくらいに。眉毛もそるか?

 想定するだけで自意識過剰だけど、もし姉妹がとんでもない損失を覚悟して街の門やオウランさんの所へ行く関所を完全に閉めた時は、何処かで下働きとして生活するのだし。


 嬉しい事じゃないか。こうなった時人相を変えようと、長めにしてきた邪魔くさい物との付き合いをやっと切れるのだから。


******


 アイラが飛び出て行ったのが切欠となり、場の移り変わりの速さに愕然としていた者たちの中で最初に声を上げたのは、


「あいつらぁ! 裏切りやがった!!」


 ジンだった。魂の底からの激怒と見える怒りで顔を真紅に染めている。

 演技と思った者は居ない。当然の怒りだ。男が逃げられたのは矢を放った者たちが居たからこそ。その者たちには尾があり、ジンの顔には泥が塗られている。

 そして人は怒っているのは分かっても誰にかまでは分からない。


「てめぇら、今すぐ……ッチィ! カルマ様! 裏切者を抱えていた身ですがどうか捕縛の命令を! 官邸内から出したら面倒ですぜ!」


 もっともである。ただし最初に、

「近衛! 入れ!!」


 信頼の置ける者を中心に置かなければならない。トーク姉妹は近衛が入ってくるまでの短時間を使い考え、

「ダンを追って! 官邸の門。それと、街の門全てへ連絡を。草原族の手練れが……最低二人。多分四人はついてる。ジン! 矢を放った二人の顔を知っている者を門の数、いえとりあえず二十人だしなさい。近衛についていかせて。交代要員を後で。ああ、くれぐれも大騒ぎにならないよう気を付けて」


「は、はっ! それで、ダンとはどのような者でしょうか?」


「は? ダンよ……あっ」


 倉庫で働く下級官吏の名と容姿など誰も覚えているはずがない。加えて以前近衛を呼んだ時。そして何かの時。自分たちと接触する場合、あの男が何時も出来る限り顔を伏せ、目立たないようしていたのも思い出す。

 分かっていたはずだった。奇妙な男だと。深い考えが読めず、日頃は全く気配の無い男だと。

 しかしこれは―――。今、途轍もなく用意周到に逃げて行った男は……、余りにも。

 姉妹がお互いの顔を確認する。今更のはずな同じ理解。同じ、得体のしれない何かへ触れた薄く、深刻な恐怖があるのも。


「ッ! 街の門を全て今すぐ閉めろ。馬を使え!」


 領主のこの上なく過激な判断に近衛が動揺する。トチ狂った無名の人物の為に街の門を全て閉じるなど正気の沙汰ではない。そのような者はどうせ盗賊にでも襲われるか野垂れ死にと決まってる。


「お待ちください! それは領地全体を動揺させます! 加えて……その、あ。

 こちらの、その、ニイテの方々をどうなさるにしても。変事があれば幸先が悪う御座います。どのような憶測を呼ぶかも分からない。……と、考えるのですが。

 も、勿論近衛は、御意に従いますが」


 二つ歯ぎしりの音が鳴る。正論というのも愚かしい話だ。


「兎に角! 黒髪、黒目、高耳の男は全て捕縛しろ。殺さず怪我もさせないよう。出来れば助けようとした者も! 官邸と街、全ての門へ走り出る者をあらためよ。追って指示を出す。急げ。ジン! そちらも速く!」


『御意!』


「ふぅううう。―――グレース。最低限の兵を残し、四方の道と近くの村へ騎兵を出す。それと……ジン。見えた二人。それと多分扉を開けた二人。何処の奴らか分からぬか。そこまで逃げるかもしれん。何としてでも無事に捕らえたい」


「見えた二人はジブンらの縄張りの少し外から来た奴らで、ちと家族の事情があって働きに来てた奴なんですが……。とにかく四氏族へ使者を出し、あの卑怯者を見つけたら縛って送り返すよう伝えます。

 ただあいつらに虫並みの知恵があれば壁向こうのジブンらの所へ来ねぇと思いやすぜ。四氏族を敵に回して草原部族の場所を横断なんて、適当に投げた石で鳥を落とすような幸運が必要すから」


 一瞬カルマが沈黙した。だが誤魔化すように、

「……で、あろうな。グレース。奴の顔を知ってる者を集めよう。まず官邸内に見た者が居ないか探す。それと……一応、我らは護衛を離さぬようにすべきだ。他には……」


 議論が行われ、兵が動き。騒然とする中リディア・バルカは我関せずと目的の物へ歩く。

 実際興味は無かった。あの寒気と快感を同時に感じるほどの用意周到さ。既に全てが無意味なのは明白と言っていい。ほんの少し。意味があってくれれば。と願う自分を嘲笑するほどに。

 目的の物、持ち手を扇に見せかけてある奇妙な形をした鉄の棒を二本とも拾い上げ、じっくりと観察する。

 半ばで折れ曲がり、一撃がどれ程の物だったかが良くわかる。そして刃が無く、軽く。剣や槍を受け止めやすくする為であろう奇妙な突起。

 警戒されず数撃を受け止め時間稼ぎをする為だけの物だった。らしいと言うしかない見切りきった得物。安物であるそれを、懐から手布を出し。大切に包んで収めた。

 老いて死ぬ時。懐かしく見るのであろうと思いながら。


 更に壁際へ。落ちている矢を拾い上げる。

 遠目に違和感を感じていたソレは、矢じりが骨で作られており。先が丸く、人を殺せないように作ってあった。

 黙考することしばし。


「ああ」


 裏切った者たちが外して同族に当たる心配を厭うて用意。

 誰を狙うにしても殺しては追ってが増えると考えた。

 はたまた少しでも後処理を容易にして不義理を小さくしたかった。

 壁の向こうに居るかの者たちの親族に、そういった言い訳の余地を作ろうとした。

 もしくは。別の者がそう言ってトークとの関係を宥めたいのか。


 幾つもの理由が思い浮かぶ。

 だが何にしてもまず起こらないと判断していたはずの事態に対して、粗雑な遊牧の民らしからぬ配慮。去ってしまった者の発案に思えてしまう。

 我ながら期待し過ぎている。考え得る限り有能であって欲しいらしい。と、浮かびそうな苦笑を飲み込み矢を元の場所に置いた。

 誰の配慮があるにしても、自分へ。では無かったから。


「リディア。貴方は彼が何処へ行ったか分かる?」


―――わたくしが殆ど関われなかった事、幾らかは気づいていように。

 焦り、疑い、期待。多種多様な姉妹の目に浮かぶモノ全てを愚弄したく思う。

 しかし、有害でしかない衝動と明白だった。今この世で最も愚かと見定めた女と同一の真似はこの上ない屈辱。そして何より。もう身の安全を計るだけの時。


「お二人が今お話しになった以上の案は何も。しかしあの者に同意してしまったわたくしへのお疑い、至極当然の物と存じます。

 故に、只今から屋敷にて謹慎致す所存。叶うならば護衛の者を御遣わしください。

 自室から極力出ぬつもりではありますれど、身を清めたくはありますので女にして頂ければ有難く。

 勿論、官邸より出るなとのご指示であればそのように」


「―――。分かっ、た。暫くは騒然とし危険もあろう。屋敷で日頃の仕事を頼む」


「感謝いたします。……所で。差し出がましいとは存じますが。喫緊の命を下し終えたのでしたら、己を忠臣と言い募る蒙昧な輩の所為で屈辱を受けた方々を、如何にすべきかお決めになっては」


 目を見開き、慌てて自らニイテ家一党の縄を解こうとする姉妹から視線を外し、リディア・バルカは送らせる為残ってる近衛に歩み寄る。

 恨みは飲み込むべきだった。恐らく、トークを恨み意味はもう無い。




************以下連絡みたいな事


 そして、ダンの盛り返しが……始まりません。

 あと二話かな。リディアの裏事情的な話を追加して完結です。

 題して『危険を冒したらアイラに呂布られ結局真田に負けエンド』となります。


 拙作はダンと名乗る元俺らが、真田総一郎と隠れて競争する話です。

 言うまでも無くお互いの進捗状況は作者の好み次第ではあるんですけども、物語なら勝つにしてもギリギリであるべき。という作者の嫌いな法則から考えまして、何も出来なければ真田が勝つ。と、すべきでしょう。


 この話の先の概略としてはダンがオウランの所で悩み相談をしたり、勉強を教えたりと色々地道に頑張る一方、真田は三国志の蜀的な場所に籠って山と今はオラリオ・ケイの物である領地を盾に激烈な内政を開始。

 砂糖を作ったりイケメン効果で偉い人の娘を側室にしたり、更にはアレとかコレとか作って圧倒的軍備を整えて征服開始。ケイ帝国が真田帝国へあっという間になるのを見る事になります。

 そして戦っても勝つのは厳しいと判断したダンはオウランと獣人たちが真田帝国と正面衝突しないよう必死の説得。真田総一郎は死ぬまでダンという同郷らしき人物の存在を知らない。という感じです。


 尚、トーク家とニイテ家は滅亡と考えます。配下や遺児の生き残りはあるかもしれませんがその程度ですね。アイラもトーク家に所属したので同じ運命です。

 私の知識と計算だとこの情勢、立地では真田の征服開始まで生き残れないように思えました。ビビアナが強いです。作者が表現できず影ありませんけど。

 リディアとラスティルは次の更新を読んで頂いてからのご想像にお任せします。


 さて、私事が楽になりましたので、とりあえず出来る事をやってみようかな。とカクコンの為に掲載した拙作をハート、フォロー、☆。更には五名のギフトをくださった方々有難うございました。ギフトを頂いて需要があるか自信が無いながら裏話的近況ノートを書きました。気が向く方はどうぞ。

 カクコンは多分もう結果がほぼ決まっているでしょう。そして拙作は多分頑張ったで賞ですね。

 作者が面白いと思う事だけを書いた結果、他に読んだ記憶の無いキワモノになった感があるにも関わらず、なろうに続いて大した評価を頂戴しましたが、応募作品を評価順でソートして120位くらいの実力では栓無しでゴザル。


 実は拙作。この結末は書くとして、それ以外はなろうに書いた物のコピペで良いや。その間に受けるかどうか好奇心のある物を幾らかでも書こう。と思っていたのですが……。

 つい、誤字チェックをしたら色々と変な所を見つけてしまった訳です。

 お陰で多分9割以上を打ち直しました。改稿前よりも面白くなったと思いたい今日この頃です。そして最後まで書き終わると又変えた方が良さそうな所が思いつくという恐ろしい話。

 ウゴゴゴゴ……良い、面白い文章とは一体……。


 昨今、数少ない良作と確信していた書籍化作品が一、二巻打ち切りされたりで。

 好み全てが世情とズレてるのを強く感じる作者ですが、適応する努力をして、又何か書く……と、思います。

 ラブコメ……が、圧倒的ぱぅわぁを持ってると明確なんですが、人生においてラブコメ話を楽しめた記憶が……ウギギギギギ。いや、だって、世の中幾らでも男も女も居るのにそんな執着されてもドン引きですよと五歳の頃から……。


 恥を申しますとクローゼ王国録という拙作その2も幾らかナウくしたつもりでありましたが、爆沈しました。

 感覚ズレてる証明の完了と言うしかありません。

 そのズレてる次の拙作が産まれ、目に留まり、皆様の好みに合いましたら又お会いしましょう。

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