第31話、、、、四


初めての狩に連れて行く事にした。

特にターゲットを決めているわけでは無い

簡単に言うなら広大なスーパーの中を闇雲に歩いている感じだ

特に何かを食べたいとか考えもしないでただ歩く

気になるものが有れば籠の中に入れ

レジで会計をする

金が動くか動かないかの違いだ

野生の動物だってお金を払うことなく命を食す

それと、なんら変わらない

人間は金と言う価値をつけ優位性をつくる

そんな時代はもう終わりだ



家を出て

近所を歩いてまわりながら今日の狩場を探しす事にした。

女は、一言も話さない

どこを見ているのか分からない程、虚ろな目で歩いている

思考回路が働いていないのだろう


この女と歩いていても

なんのメリットも無い

メリットを生む為に生かしてあるのにもかかわらす

俺は、隣の女にメールをする


「コロス」


女の返信は「ごめんなさい」だった


「態度でしめせ馬鹿か?」


女は急に背筋が伸び

顔を上げて歩き出した

モデルのようにスタイルが良い事もあり

振り返る馬鹿共が沢山めに入った

俺が求めている光景だ


日が沈みかけてきた

帰宅するサラリーマンや馬鹿騒ぎをするであろう若造の団体がいる

大量の餌がぞろぞろと歩いている

毎日、毎日、この周辺で起きている殺人事件の報道が流れているのにも関わらず

緊張感の無い街だ

今日、この中から誰かが殺されると言うのに

ケラケラと笑い

肩を普通にぶつけながら歩く馬鹿

若干、イラッとしたがこいつを殺すのは馬鹿らしい



俺は、10数える事にした。

其の10とは

女を見て振り向く奴を今日の飯にすることにした

性別も年齢も関係なく殺す事は確定だ


今日は、女の手柄にしてやろう

初めて狩をし解体をさせ

鮮度の良い人肉を喰わせてやりたいと思った。

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だれかに殺される。 来未 希(くるみ のぞみ) @mikeneko2989

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