第2話 航空自衛軍の焦燥
『F-3 心神』この機体がロールアウトするまでには多くの苦労があった。
(ほとんどは先進技術の使いすぎ、予算不足によるものだったが)
だが旧航空自衛隊幹部の焦りによって大幅に開発が進み何とか2021年初頭にはロールアウトとなった。
その性能はアジア一と言ってもよいものであり、DDAとさの建造、そして第二世代DDAの計画が立ち上がったたためこれを艦上機型が研究されることになる。
同時に航空自衛軍は日本独自の
(F-15EJはストライクイーグルの日本改造版、RF-15Jはイーグルの対地高速偵察機改造版)
これらの改革により航空自衛軍が運用する航空機は先端技術が詰まった最新機ばかりになったが一方である問題が発生していた。
「運用機種が多すぎるんだよな、これも全て私のせいだが」
彼は今まで述べてきた航空自衛軍の改革を二人でほとんど行ったためその後に起こった運用機種多数問題が解決するまで幕僚監部付となった。
「海上自衛軍も悪いだろうに、なんで俺だけこんな目に遭わなければならないだ」
「まあ確かに、海上自衛軍もいきなりDDA建造するからF-35A、Bの数減らしてCを増やせといってくるんですから。もともとB型を求めたのはあっちでしょうに」
「日向中佐、それを言うな。あいつらも財務省が突然財布の紐緩めたから嬉しかったのだろう、それに便乗したのは我々もだしな」
「そうですね、でも少将、時間がないのでは?」
「ああ、まずは各飛行群の整理からやっていこう」
「はい」
那覇基地 第十航空団編成完結式
自衛軍発足により組織改革が行われ第九航空団が那覇基地から消滅してから数年が経った今、ついにF-3Aを運用する第十航空団が編成完結を迎えていた。
「ついに第十航空団が編成完結ですか、群司令」
「ここまで長かった」
そう言う第十航空団飛行群司令野間大佐も前述の鞘木少将と同じくどこか焦っていた。
「南西航空方面隊隊長、一言お願いします」
「諸君、あの時から3年経った。今君達の中にはあの時この場に居た者も多くいると思う、あれから3年間我々自衛隊は国民の理解を得てついに自衛軍となったがそれから2年間初代第十航空団指令と共に南西航空方面隊の再建に力を注いできた。そして今国民の血税によって再建された
なぜ、自衛隊は自衛軍へとなったのか、、、、、
次回から多少の政治要素?があります。
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