第2話 初めての狩り の前の話
目を開けると大きく、清楚な景観の街が広がっている。
「ここがフェレアの街か。めっちゃ綺麗!」
振り返ると大きな噴水がある。水までもがすきとおっている。
「…!?これがゲーム?まるで現実じゃないか。こういう楽しみ方もありなのかな。」
ふと横を向くとかっこいいビジュアルの青年がいた。
腰にはダガーのようなナイフを身に着けている。
「あ、あの!」
「ん?なんだ?」
おお!声もかっこいい!!
「えっと、その武器!どうやって手に入れるんですか?」
恥ずかしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
「あぁ、これはオーダーメイドなんだ。だから同じのは無理かな」
「そうですか…」
一気に忍者には近づけないか。さすがに。
「そんな落ち込まないで。君、初心者だよね?ならパルまだないよね」
パル?そんなの知らないのだが。
「あ、あのパルって何ですか?」
「そっか。このゲームチュートリアルなくてあれだよね。パルってのはお金のこと。このゲームでは1パル2パルって数えるんだ。」
「お金!そうなんですか!お金はどうやって手に入れるんですか?やっぱ狩りとか?」
「そう!基本的には狩りをしてパルを手に入れるんだ。初心者さんならそこの道まっすぐいったところにフェルトの森ってフィールドがあるからそこがいいかな。」
「ありがとう!早速行ってみます!では!」
この人めっちゃいろいろ教えてくれる。いい人なんだな。
走りだそうとした時だった。
「あ、まって。君名前は?」
あ、名乗ってなかった。
「ごめんなさい!名乗ってなかったですね。僕はユウです!」
「ユウか。いいね!俺はデスター。フレンド申請しておくからわからないことがあったら気軽にメッセージ飛ばしてきてくれ。」
デスターがササっと手を動かすと僕の目の前にフレンド申請のバーが出てくる。
許可っと。
「こんどこそ。では、また!」
「おう。ってあの子めっちゃAGI高いな。」
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