第三章 最悪な夢と高2

次の夢の話に戻ると、

僕は精神病院の待合室にいた。


12月の終わりの時期で、暖房が効いていて蒸し暑い。

自分がおかしくなり始めたのは3年ほど前からだ。

少しずつ酒の量がふえ、酒が止められなくなり、

13日間ずと飲み続け、うつ病のようになり。

酒を飲む以外何もしない。

風呂にも入らず、歯磨きもしない。


まるで、ゾンビかルンペンだ。


このままではいけないと思い、力を振り絞り病院へ行った。


入谷医師

「うつ病とアルコール依存症の診断になります。


ある言葉を思い出す。

「この世の地獄を見るなら、アルコール患者の家へ行け」


3人の子供を思い出す。

この世界の僕は、法子と結婚しているのだ。

しかし、一緒に病院にいるのは母親だ。


「死にたい」

俺は呟いた。

ペットボトルに酒とバレないように入れた液体を飲む。


ここで目が覚めた。

最近、アルコール依存症のニュースを見るから

こんな暗い夢を見たのかな、と考えていた。


どちらにしろ、

蒸し暑さ、お酒の味、虚無感、孤独感はリアルだった。

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