05話.[ぱちぱちぱちー]

「菊原、ちょっといいか?」


 先生がどういう理由で来ているのかはすぐに分かった。

 あのときあんなに近くに晴菜がいたのは相談していたからだろう、だから放っておけない先生が動き出したことになると。


「なんですか?」

「いや、またひとりに戻っているから気になってな」

「だって」


 ……先生には既に情けないところばかり見せているからいいかなんて気持ちもあるけど、何度も何度も恥の上塗りをしてもいいのかという気持ちもあって複雑だった。


「だって、どうしたんだ?」

「……どうせ、離れ離れになる」

「怖くなっちゃったのか?」

「うん……」


 あ、敬語じゃなくなってる……。

 駄目だなあ、なにもかも駄目だ。

 死にたいとかは思わないけど……恥ずかしいよ本当に。


「田所は離れたくないって言ってたぞ?」

「……うん、それは直接言ってくれた」

「じゃあさ、いまだけを見ようぜ?」


 大人だったら先のことも考えて行動しろって言うところなんじゃないのかな。

 まあ、全てのことに当てはまるわけじゃないってことか。


「俺だって一年後がどうなっているのかなんて分からないよ。けどさ、菊原はもっといい方へ変わり始めたんだぞ? 不安になってその可能性を自分でなくしてしまうのは勿体ないと思わないか?」


 やっと普通の学生っぽく過ごせると私でも思っていた。

 勉強をして、誰かとお喋りをして、休日はそんな相手と遊びに行けるような、私基準で言えば普通のことを。

 どうせ離れるからと決めつけて拒絶するということは、所謂普通ってやつを手放すことと同じというわけで。


「俺は最近、菊原が楽しそうにしてくれていて嬉しかったけどな」

「……昨日、晴菜に泊まってもらったの」

「おおいいな、友達の家に泊まるのは楽しいしな。あ、俺が学生だった頃なんて男友達の家に一週間連続で泊まったこともあるぞ?」

「はは……泊まりすぎだよ」

「はは、本当にな、しかもしたことはゲームばかりだからなあ」


 ……なんかそう考えるとかなりもったいないことをしたような気がする。


「菊原」

「でも、もう来てくれないかも……」

「大丈夫だ、田所なら絶対に大丈夫」


 ああ駄目だあ、先生に言われるとそうかも……って思えてきちゃうんだ。

 抵抗するのが馬鹿らしくなってくるというか、うん、そんな感じで。


「調理部はちゃんと十八時までやるところだからな、終わるまで待つか」

「……ありがと」

「いいんだよ」


 あーもう恥ずかしい。

 でも、結局後で同じように先生を頼るぐらいなら一日程度で済んでいるいま、動いた方がいいに決まっている。

 矛盾ばかりだなあ、しかもその全てを先生には知られてしまっているんだから顔を見て話せないよ……。


「お、出てきたな」

「……自分で頑張る」

「おう、行ってこい」


 幸い、晴菜は他の人とすぐに別れてひとりで歩き始めてくれた。

 もう怖いから後ろから抱きついて止めた。

「うひゃあ!?」と晴菜が驚いていた、……申し訳ない。


「え、あ、舞優っ」

「……ごめん、やっぱりなしにしてほし――わっ!?」


 ああ、馬鹿なことをしたんだな。

 後悔は先にできないって本当のことなんだな。 


「帰ろっか」

「うん……」


 失敗を繰り返してより良い方向へ変わっていく。

 普通の人ならそうだけど、私の場合は失敗ばかりでどうにもならないという風になっている気がするんだ……。


「晴菜? もう家に着いたけど」


 このままじゃ私が家に帰れない。

 申し訳ないことをしたのは確かだけど流石に家に帰れないのは嫌だから勘弁してもらいたい。


「舞優のばかっ!」

「うん」


 そうだ、吐き出させないとな。

 不満が溜まっているままで仲良くはできない。

 いまここであの日の私みたいに区切りをつけるんだ。


「大体ねっ、極端すぎなんだよっ」

「うん」

「たった一日だけだったけど物凄く悲しくなったんだからね!? あなたはどう責任を取ってくれるのっ!?」


 さて、どうしよう……。

 いや、ひとつしかないか。

 私がいま望むことは、


「は、晴菜さえ良ければ一緒にいる」


 これしかない。

 逆にこちらが二度と離れないって言ったら、晴菜はどう返事をするのかな?


「あっ、そろそろ帰らないとねっ」

「うん、それじゃあね」


 先生にはもういいけど、晴菜に恥ずかしいところを見せたくないという気持ちが強かった。


「あ、舞優っ」

「ん?」

「この前ありがとねっ、知生にシャーペンをさ」

「ああ、捨てられなかったからどうせなら有効活用してもらおうと思ってさ、寧ろこっちがお礼を言いたいぐらいだよ」


 シャーペン一本分代金が浮いたと考えたら無駄ではないはずだ。

 それになんかもったいなかったから丁度良かった。

 

「そっかっ、それじゃあまた明日ねっ」

「うん、ばいばーい」


 よし、これだけお世話になったんだから先生になにかお礼をしよう。

 この前、飴を貰ったから飴でも買おうかな。

 なにかをしないと先生と話すときに引っかかるからこれは仕方がないことだと言える。


「ただいま」

「おかえり!」

「お、おー、ただいま」


 翔太はいつだって元気で少しだけ羨ましくなることがある。

 これから色々と大変なこともあるだろうけど、知生くんや友達と一緒に楽しく過ごしてほしかった。




「先生、手出して」

「仕事中です」

「いいからいいから」


 なんか苦労が多そうだから甘くて美味しい物を買ってきた。

 やっぱりこういうので少しでもね、あ、うーん……。


「はい、飴ちゃん」

「おお、この前のが大量になって返ってきたな」

「お世話になったからさ、あっ、お世話になりましたので」

「ははっ、なんか菊原に敬語を使われると調子が狂うよ」


 そんな難しいことを言わないでほしい。

 敬語を使えと言ってきたから敬語にしたのに、今度は調子が狂う、なんて言われてもね。


「先生のこと、学校内で一番好きですよ」

「それはあれだろ、俺以外知らないだけだろ」

「そうとも言いますね」


 で、こんなことを言ったのが失敗だったのか、


「菊原さんっ、さっきのどういうつもりっ?」


 と、また絡まれることとなった。


「安心しろ度会、菊原は俺以外の先生をあんまり知らないだけだ」

「ちょ、えっ、く、楠田先生っ?」

「おう、楠田だ」


 あ、やば、私みたいな人間が好きだとか言ったら勘違いさせてしまうかもしれないな~とかひとり調子に乗っていた。

 いま「そんなんだからひとりになるんだよ」とか言われたら致命傷になる、気をつけておかないといけない。


「それより最近は一緒にいるよな、友達になったのか?」

「はいっ」

「そうかっ、友達が増えるのはいいことだからなっ」


 せっかく話せるところだったのに挨拶をしたら彼女は私の腕を掴んで歩き始めてしまった。

 こういうチャンスを大切にしないから近づけないんだぞと文句を言いたくなる。


「どういうつもりっ?」

「え? 友達みたいなものだよね?」

「違うっ」


 自分で言っておいてないなと思った。

 友達は晴菜だけでいい、あ、いや、あとは知生くんもか。

 増えると平等に接することができなくてそれで問題に発展に、なんてことにもなりかねないからそれでいい。


「それはいいけどさ、せっかくのチャンスを無駄にしちゃ駄目でしょ」

「……もういいんだよ、迷惑をかけることにしかならないし」

「いや、話すのぐらいはいいでしょ?」

「でも、話せば話すほど気持ちは出てくるし……」


 恋する乙女をやっているなあ。

 先生は誰に対してもあれだけ優しいからまあ中にはいるよね。

 中学時代の同級生なんて男性教師と付き合っていたぐらいだし、やっぱりそういうドキドキを味わいたいのかもしれない。

 私としては当人たちが好き同士なら問題ない恋愛がいいけど。


「よし、先生の中で一番好きだと言いに行こう」

「た、確かにそうだけど……」

「いいから行こうっ、まだ部活時間中だしねっ」


 今度はこちらが連れて行く番だった。

 教室に突入したら丁度飴を口に含もうとしたところで。


「ほらっ」

「く、楠田先生っ」

「お、おう、あ、これは言わないでくれよ……?」

「いえ、そのことではなくて、私もその……先生たちの中で楠田先生が一番……」


 言え、それぐらいなら迷惑にはならない。

 それどころか好きだと言ってもらえるように先生はもっと頑張ろうとすることだろう。


「一番、優しくて好きですからっ」

「おおそうか! ありがとう、これからもそう言ってもらえるように頑張るよ!」

「は、はいっ、失礼しますっ」


 ふふふ、たまにはいいことをするな私も。

 まだ十八時じゃないから満足気な感じで自分の席に座る。


「菊原もほら」

「ありがとうございまーす」

「いえいえ、こちらこそありがとうございまーす」


 別に禁止にはされていないけど先生も大胆なことをする。


「先生はどうやって相手の人と出会ったんですか?」

「同じ大学で同じ科だったんだ」

「なるほど、え、もしかして積極的に動いたんですか?」

「いや……情けないんだけどあっちから積極的にアピールしてくれてさ、それで一緒に過ごすことが増えて……まあその、魅力に気付けていったというか……」


 どこできっかけができるか分からないから面白いのかな?

 でも、そのときは結婚とかまでは考えていなかったと思うんだよね。

 だから結婚したいとまで思うようになったということはどっちも本当に魅力的だったということだろうし。


「素晴らしいですっ、ぱちぱちぱちー」

「な、なんだよ……」

「私もいつかそうやって大切な人が見つかればいいんですけど」

「現れるさ、逃げようと下や後ろばかり向いていたら見過ごしてしまうかもしれないけどな」


 なんかグサグサ突き刺さった。

 だからダメージを受けていたらこっちの頭を撫でつつ「いまの菊原なら大丈夫だよ」と先生が言ってくれた。


「先生に相手がいなかったら好きになっていたんですけどね」

「俺は教師で菊原は生徒だ、その時点で意味のない話なんだよ」

「そうですね」


 相手に迷惑しかかけない恋なんか駄目だ。

 邪魔をするのはやめて読書を始める。

 なんか内にあったごちゃごちゃしたものが何故か消えていて、すっきりとした気持ちで読書をすることができて良かった。




「晴菜ー」

「うん? どうしたの?」

「晴菜は好きな人とかいる?」

「え、うーん、恋愛的な意味ではいないかなあ」

「そうなんだ」


 まあみんながみんな、そういうのに興味があるわけじゃないよねと。


「知生くんは好きな人いる?」

「ぶふっ!? な、なんで急に……」

「いや、いるかなーって」


 家の中にいるし友達だからと聞いてみた。

 そうしたら知生くんは少し慌てながらも「いないよ、よく分からないし」と答えてくれた。

 私が小学生のときは同級生が同級生の異性と付き合っていた。

 だから小学生だろうがなんだろうが、そういう人を見つけたら変わるということだけは分かっている。


「ま、まゆちゃんって言ったら?」

「おお、そうなの?」

「あ……」

「おーよしよし、可愛いやつめー」


 どんな理由であれ、誰かに好いてもらえるって嬉しいな。

 あのとき終わらせていたらこうしてゆっくり話せることもなかったから勇気がなくて正解だった――というか、そもそもそれを勇気とは言わないんだろう。


「こらっ」

「「えっ?」」

「なんですぐに知生のところに行くのっ」

「あはは、なんか翔太みたい」


 翔太としては晴菜がお姉ちゃんの方が良かっただろうけどな。

 翔太と知生くん、ふたりが弟なら楽しそう。

 あ、もしかしたらすぐに言い合いに発展するかもしれないからメリットばかりではないけど。


「しょうがないなー、知生くん、また会おうっ」

「う、うん」


 晴菜の部屋に戻る。

 とにかくシンプルで綺麗だった。

 茶色色のフローリング、白色の壁、汚れひとつなくて素晴らしい。


「ごろーん」

「そろそろ帰らなくていいの? 翔太くんが寂しがるんじゃ……」

「おー? そうか、帰らせたいんだな、分かったよ」


 知生くんには挨拶をしてあるからそのまま家を出る。


「やっぱり晴菜に私は必要なかったんだね」

「いやちがっ」

「いいっていいって、あばよ」

「待っ、って!」


 晴菜は甘えん坊なのかもしれない。

 よくこうして引っ付いてくるし、


「はっ、そうかそうか、私の胸が目当てだったんだな」


 と納得する。

 彼女からは困ったような顔で「え、どうしたの?」と聞かれてしまったが。


「私が邪魔だったんじゃないの?」

「邪魔じゃないよっ、翔太くんのことを考えなければずっといてもらいたいぐらいだよっ」

「ほーん」


 そろそろ母が帰ってくる時間だ。

 本命はあくまで母だから私がいなくても悲しむことはない。


「いーよ? 晴菜が私といたいならいても」

「いいのっ?」

「うん」

「じゃあ入ろっ? あと、泊まってねっ」


 それなら母に連絡をしておこう。

 母に連絡をしておけば大抵はなんとかなるからそれでいい。

 で、三十分が経過した頃、ご飯を買うために外に出た。


「もう五月だね」

「うん」

「こうやって一ヶ月ずつあっという間に過ぎていくんだろうなあ」


 先生と離れることも晴菜と離れることも、想像するだけで悲しいなって気持ちになる。

 卒業してからもずっと関わりがある、なんて可能性は低いだろうからとにかくいまを大切にしておかないと。

 それは現実逃避じゃないと思うんだ。

 寧ろ不安がって視野を狭めている方がもったいないと思うから。


「私はこれかな、ソースカツパン」

「私はカップ麺かな」

「晴菜、悪いんじゃが……飲み物は貰ってもいいかい?」

「うんっ、大丈夫だよっ、あ、ケーキ!」


 ……コンビニで千円以上使う人間、初めて見た。

 まあそんなのは人の自由だ、気にする必要はない。

 他人の部屋で食べるとこぼしてしまうかもしれないから外で食べてから中に。


「ぐぅ……お腹空いた~」

「ごめんよ、私は晴菜の部屋にいるから」

「うん、すぐ行くから、あ、食べ終えたらお風呂に入ろうね」


 お風呂か、確かにそれだけは入らなければ駄目だな。

 晴菜の部屋に戻る前に知生くんが出てきていないのが気になった。


「知生くん、入るよー」


 そうしたらまたお腹を出して寝ていたから布団をかけておく。

 多分、真面目に勉強をして、いっぱい楽しく遊んで、すぐ疲れちゃうんだろうなって想像することができた。

 翔太や知生くんが相手のときはなんか物凄くほのぼの? んー、微笑ましい感じになるから落ち着く。


「……まゆちゃん」

「あれ、起きてたんだ」

「まだ帰らないの?」

「今日は泊まらせてもらうことになったんだよ」


 この前みたいに寝てくれなければゆっくり話をすることができる。

 ただ、知生くんが――彼がそれを望むかどうかは分からないけど。


「じゃ、晴菜の部屋に……っと、どうしたのかな?」

「……前は寝ちゃって話せなかったから」

「おけおけ、じゃあここに座らせてもらうね」


 何故か電気は点けないままにするみたいだった。

 まあいい、別に気にする必要はない。

 それよりもだ、カップラーメンひとつでこれだけ時間がかかっているのは何故かという疑問がある。


「まゆちゃんにはさ、誰か仲がいい男の……友達がいるの?」

「いないなー、学校では先生か晴菜としかいないから」

「先生は……」

「男性だけど既婚者だから、そもそも教師と生徒で恋愛不可能だからね」


 だけど本当になにもない状態であんなに優しい人がいたら惚れていたと思う。

 今回影響されなかったのはいま言ったように教師と生徒だからだし、既婚者だからだし、恥ずかしいところばかりを見られてしまっているというのもあった。


「って、知生くんは私のことが本当に好きなの?」

「うん……優しいから」

「そっか」


 こんなのを好きになってしまうなんて運が悪いな。

 この世から逃げようとした人間だよ?

 それに、褒められるようなところが全くない人間を好むなんてねえ。


「知生、入るよー――って、やっぱりここにいたんだっ」

「うん、ちょっと真面目な話をね」

「お風呂に行くよっ」

「あーい」


 ただ、一緒に入るということはしないみたいだった。

 洗面所にはいるというだけ、なにを使っていいのか教えてもらいやすいから助かるね。


「もー、舞優のばか」

「そう言わないでよ、可愛い少年の相手も必要だと思ったのさ」

「前もそうやって私のことを疎かにしたよね」


 晴菜は少し拗ねやすいところもあるかな。

 あ、こうやってひとつひとつ彼女のことを知れていけているというのはいいことだなってそんな風に思った。

 あまり長くなっても田所家の人に悪いからすぐに出る。


「なるほど、私の裸体が見たかっただけか」

「違うからっ、待っててよっ?」

「あーい」


 うーん、ただ待っているだけというのも暇だ。


「ま、まゆちゃん電話」

「お? うん」


 まあ当然、


「お姉ちゃん?」


 翔太か母からしかないよなあと。


「どうしたの? 寂しくなっちゃった?」

「うん、さびしい」

「ごめんよ、晴菜が一緒にいたいって言ってくれたからさ」


 よし、帰ったらちゃんと相手をしてあげよう。

 ただ、小学生からモテるのも悪い気はしないけど、同級生の子をちゃんと見られなくなってしまうのではないかって不安になったりはするかな。


「ちゃんと暖かくしないと駄目だよ?」

「うん、守る」

「偉い、それじゃあね、明日はちゃんと帰るから」


 子機を返して考えた。

 私のしていることは良くないことだと。


「知生くん」

「あ……無理なんでしょ?」

「うん」


 私が彼のことを好きならそれはもう他のなによりも彼を優先して動くけど、実際はそうじゃないから。


「そんな顔をしないで」

「だって……」


 ……どれぐらいだったのかは分からないけど、失恋したということだもんなあ。

 私だってまだ一度も体験したことのないそれを小学生時代に味わうことになるのは辛いか。

 だからって同情で受け入れるなんてできないしね。

 これが一番傷を深くしないことだったんだと片付けておこう。


「……いい?」

「あー、うん、後で痛くなって文句を言わないならね」


 あのとき、翔太がちゃんと彼も誘って遊びに出かけていればこんな思いを味わわなくて済んだんだろうな。

 まあ翔太のせいじゃない。

 私がシャーペンをあげたりとかそれっぽいことをしてしまった――……いや、年上なら年下の子になにかをあげるぐらい普通だろうけど、彼にとってはそれだけじゃなかったということなんだからやっぱり私が悪いか。


「ごめんね」

「ぐすっ、う、ううんっ」

「好きになってくれてありがとう」


 どうか私のせいで悪い方に傾きませんように。

 それだけがいまの私にとって唯一の願い事だった。

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