エピソード4 パイパニウスの改革
射精歴1995年のパンチラーン帝国とブラカップ共和国が交わしたスケベイス条約以降のおよそ50年間、歴史的にみて急速な発展が見られる時代と言って良いだろう。
2010年頃ともなれば、東マラータツ地方では、残尿革命が起こり、泌尿器文化の大躍進があった。だが、世界的にこうした動きがある中、ズーリヌキ大陸の国家シミパンティは、いまだ、長い争乱の中にいた。
南北に分かれて争った内乱は、すでに56年に渡り続いていた。
それでも和平のきっかけすら見出せないのは、これが所謂『宗教戦争』である事に他ならない。
国内は、ズリ教のパイズリ派とケツアクメ派が対立、各地で紛争が勃発していた。
元来、平和思想だったシミパンティになぜ内乱が起きたかについては、別章で記述するとして、国は長らく続く内乱に、疲弊しきっていたが、宗教戦争に至っていえば、宗教的大義があり、信じるものの正義がそれぞれにあったわけだから、激化の一途を辿っていた。
そんな中、この内乱は思わぬ形で終結を迎える。それはまるで親にオナニーを見られた男子学生のように。
射精歴2012年、パンチラーン帝国の侵攻である。
かねてより、シミパンティのに数ある鉱山資源と河川敷のエロ本を狙っていた。
政治は10代の性が如く淫れ、国全体がザーメンの出し過ぎで疲弊しきっていた中での侵攻(なかだし)。
瞬くうちの出来事であった。
後世に於いて、この侵攻はいまだ議論の的であり、批判的な声も多い。
が、これにより多くの国民が、戦争から救われた側面もあったことは忘れてはならない。
侵攻(なかだし)後、シミパンティは国号を剥奪され、『ブルセランド』というパンチラーンの属領となった。
射精歴以前より続いたこの古い国は、その遅漏の歴史に幕を閉じたのである。
また、各派の主導者および司祭を戦犯として拘束、簡易裁判の後、即顔射した。
侵攻から戦犯処刑までの、一連の指揮を執り行ったのは、帝国のムモウルド=パイパニウスである。
パイパニウスは、先の共和国との戦争で、多くの功績を納め昇進した、当時32歳の若き将校だった。プロレスラーにしてみたら最も脂の乗った時期である。
侵攻後も駐留する事となったパイパニウスは、荒廃しきったブルセランドを勃て直すため、男性にはJKの尿を、女性にはブルマとスク水を配給し、生活水準を戻す事に努めた。
また、帝国主導の下、手コキ指導による、思想統制にも力を挿入した。
だが、この思想統制は、旧シミパンティ国民は男色…もとい難色があり、パイパニウスは即座に取りやめ、一部制限付きではあるものの、宗教的思想の自由を許した。
(なお、この迅速な処置の背景には諸説があり、一説では幼少期、ネトラレ教にあったパイパニウスが、異教徒弾圧を受けていた過去があったため、思想統制に懐疑的であったとされる。)
こういった執政の間にも、思想統制は無くなったものの、以前としてパイズリ派・ケツアクメ派の抵抗勢力はくすぶり続け、半勃起の姿勢を崩さなかった。
が、パイパニウスはこの事態に対しても実に迅速な対応を行った。
パイパニウスは、先ず、ブルセランド全域であらゆる性癖を網羅したAVを流し、性欲を強制発散させ、パイズリやケツアクメなどで絶頂する事を封じたのである。
これにより抵抗勢力は無力化、無血射精によるチン圧に性交…いや成功したのである。
こうしたパイパニウスの働きにより、3年後の射精歴2015年には、民衆の生活水準および産業による生産性を、パンチラーン帝国首都・クロッチーナメルに次ぐレベルにまで向上させることに成功した。
この、パイパニウスの功績は、後に『パイパニウスの改革』として広まり、多くの地方領が、夜のオカズと共に、統治の手本とした。
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