ワスレルート
そうしてその子供は、教会からの反対を跳ね除け、勇者の手により、大切に育てられた。
スライムの力を取り込んだものとして、『スロボロウ』と名づけられた。
やがてその子供は、スライムを滅ぼす存在、後に、『スライム・スレイヤー』と呼ばれる存在へと成長することになるのだが、それはまた別のお話。
別の人格の、別のお話。
だって私は、何も覚えてなかったから。
死の淵に、ローションに意識を移すことに失敗した先代の記憶も、彼が引き継いだという長老の記憶も、精霊喰いになって全てのスライムを救う使命も。
だから、成長し、『
『それ』が、他ならぬ自分自身であることに。
転生したらスライムだった・嫌(けん) アイデアの女神に溺愛されて夜も眠れない @azuma_light
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます