火の鳥
斜芽うい
火の鳥
「生きることって、何だろう?」
人それぞれの解釈がある。
わたしは、生きることは燃やすことだと思う。
だって、ヒトは熱を持っている。
死ぬ時まで、ずっとあたたかい。
そして、そのか細い炎が燃え尽きた後に、ヒトは燃やされ、天に還る。
そして何度でも、生まれ変わってまた燃やしていく。
だからわたしは、
火の鳥伝説を連想するのだ。
伝説ではない。
これが事実で、ヒトはの伝説の話を信じて救われながら生きてもいいと思う。
そして恋とは、愛とは、
その火が燃え尽きるまで添い遂げたいと思う気持ちを云うのだと思いたい。
灰の中からまた少女の淡い恋が生まれてくる。
火の鳥 斜芽うい @inm16g
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