第2話


神奈かんな、久しぶり」

 みなちゃんから声をかけられて、私はイヤホンをしたまま音楽だけ止めて手を振った。

「結局一度も同じクラスになることなかったね」

 そう言いながら、ここいい? と訊いてきたので、私はうなづいた。みなちゃんとは中学受験の時以来、直接こうして話すことはなかったけれど、会えばいつもお互い笑顔で手を振ったりしていた。

 礼拝堂の椅子に腰かけて、彼女は尋ねてきた。

「いつもここでさぼってるの?」

「そう」

「ふーん、そうか。じゃましてごめんね」

「別にここは私だけの場所じゃないよ」

「授業始まるのにどこ行くのかなーって思って、何だか後つけてきちゃった。ここに神奈が入って行ったあと、ちょっと迷ったんだけど来てみてよかった。なんか落ち着くね、ここ。ひとがいない礼拝堂って、すごく居心地がいい」

 ステンドグラスから日差しの光が入るのを彼女はながめていた。

 窓を見上げている彼女の頬のうぶ毛が光にきらきらしているのを、私はきれいだなあと見ていた。

 しばらく二人でなんとなく黙っていたら、彼女がとうとつに言った。

「私、名字が変わったの。今は二駅先のマンションで母と二人で暮らしているんだ」

「そうだったんだ」

「よかったら遊びに来てよ」

「うん、行くよ」

 私がそう答えると彼女はにかっと笑った。それはなんか小学生の頃の彼女の笑顔と全く変わらない笑顔だったので、妙に懐かしくなってしまった。

「ちょっと居眠りしたいから寝るね」

 彼女はそう言って私の隣で本当にすーすー寝息をたてて眠り込んでしまった。

 疲れてんのかなあ、と思いながら、私は音楽プレーヤーのスイッチを入れた。イヤホンから流れる音楽と、隣で眠る幼なじみの寝顔と、ステンドグラスから差し込む日差しの光。静かな礼拝堂で、それらに囲まれて、私も目を閉じた。

 チャイムの音で本日最後の授業が終わったのに気づくと同時に目が覚めた。

 隣ではまだ彼女が眠っていたので、

「授業終わったみたい。そろそろ私は戻るよ」

 と声をかけたら、

「私も戻る」

 と目を覚まして彼女は立ち上がった。そして一緒に中庭を通って校舎に戻ると、互いに手を振ってそれぞれの教室に戻った。




「なんか元気ないね」

 聖一せいいちさんにそう言われて、私はそうかな? と首をかしげた。自分ではそんなつもりなかったけれど、落ち込んでんのかな、とちょっと考えていたら、

「頂きもののケーキがあるから、ちょっとお茶にしない?」

「いいですよ」

 きりがいいところだったので私は手を止めた。雇い主がさぼりたがるってのも不思議なバイトだな、と思いつつ、お茶の準備をキッチンで手伝った。

「雇い主がバイトをさぼらせてばかりでどうするんですか」

 私がそう言うと彼は笑った。

「だってせっかく美味しいケーキがあるから。もしかしてダイエット中?」

「いえ。遠慮なく頂きます」

 と私が言うと、

「でしょ?」

 とまた愉快そうに笑う。

 何となく私は彼に訊いてみた。

「よく知っていると思っていた人が、突然知らない人みたいに思えて違和感を感じてどうしようもないときって、どうしたらいいんでしょう」

「どうしたいの?」

「普通に接したいのだけれど、でもなんとなく違和感があるのでどうしたものかと」

 一緒にお茶とケーキを運んで休憩しながら、何だか私は相談コーナーのひとのように細部を言わずに大筋の悩みだけ相談していた。

「もうそれは以前とは関係が変化したってことだから、以前のようにとかこだわらないで今の関係に合った接し方にしたらいいんじゃないの?」

 ふむふむ、と私が聴いていたら、彼はちょっとじっと私を見つめた。

 なれっこになっていたので、私もそのまままっすぐに彼の眼を見ていたら、彼は私に尋ねてきた。

「もし僕が、神奈ちゃんにとって全然知らない人みたいに思えるようになったら、それでも普通に接しようとする?」

「たぶん。状況にもよるけど」

「無理に今までの関係性を続けようとしなくてもいいんじゃないのかな」

「そうかな?」

「うん、最低限のマナーはあると思うけれど、変化したなら変化したなりの関係性に調整されていく方が自然な気がするけれど」

「今まで通りの関係を続けないといけないっていうのは、思い込み?」

「そうだと思う。だって無理しているじゃない」

「ふーん、そうか」

「良くも悪くも変化したら変化したなりの関係性に、自分にとって無理がないように、その時その時に合わせて調整していけばいいんじゃないの?」

「何でだろう、何だか今までのように律儀にそれを続けるのが正しいみたいな感じに、何でか思っていたけれど、言われたらそうだよね」

 あれ、なんかこれに似たこと、いつだったか考えたような気がしたな。

 いつだったかな、どこでだろう、と思い出せずにいたら、彼は私に言った。

「たぶんそれが何か大切なことに関わるからじゃないの。傷つけたくない人がいるとか、壊したくないものがあるとか。それが自分にとって大切な関係だったりしたら、無理してでも今までのように普通にして続けないと相手に悪いような、そんな気がしてしまうかもしれないけれど、何か違和感があるのなら、それはもう既に変化しているってことでしょう。今までの自分がつくり上げた相手への対応の歴史に自分で自分を縛ってしまったら、その新しい関係性や変化にきちんと対処できないじゃない? どこかや誰かが無理をしないとそれを続けるのは無理でしょう。変化することや今までの在り方と矛盾するようなことであったとしても、それが現時点で必要だったり適切なら、こだわらずに切り替えたほうがいいと思うけれど」

 彼の話を聴きながら、私は思い出した。夢だ。夢で見たんだ。

「今思い出したんだけど、私、これにちょっと似たような意味の夢を見たことがあるの」

「どんな夢なの?」

「お弁当を知らない人たちと一緒に食べているんだけれど、その中身について色々質問してくる人がいて、うるさいなーって思っているの。初めは社交の一環と思って親切丁寧に質問に答えていたんだけれど、内容の好みが矛盾することを見つけてはいちいち訊いてくるから、矛盾していようが一貫性がなかろうが、その時食べたいものをつめているんだから、自分では別に問題ないと思っているのに、応えている内に、それまでの自分の応答の履歴に律義にあるべきのような、それが義務のような気がしてきて、それで、ああ、相手のこうあるべきという期待に自分は影響され始めているんだな、って自分でも気づくの」

「面白いね」

「何か今までの履歴に律義にあるべきとか、続けるべきとか、考えてみたらそんなの必要のないものなのに義務のように感じてしまうって、続けることが正しい、変えることはよくないみたいな思い込みだよね」

「そうだよね」

「根本的には同じことでも、自分が大切にしたい相手とだと、それがわかりづらくなるんだね」

「そういうものだよ。大切にしたいものとか守りたいものとか、何かそれに愛着があるから、こだわってしまうし、変化が怖いように思うけれど、実際には物事はどんどん変わっていくから、それに合わせて自分も対処の仕方も適切に変えていく方が無理がないんだけれど、どうしてもかたくなになってしまう」

「そっか。そうだよね、なんかちょっとすっきりしたみたい」

「それはよかった」

「思い込みって、自分では気づかないけれど、深いところで根を張っているものなんだね」

「そういうふうに刷り込まれてきているっていうのもあるけどね。たとえば、家族とか社会とか、それが正しいとか望ましい在り方のように長い間繰り返されてきた秩序が堅固にできあがっていたら、その歴史や環境から出て自分なりの価値感で判断していくのにはそれだけ摩擦まさつが起きるでしょう。自分の中でも、周囲や環境とも。それを無意識に避けて、続けようとする場合もあるだろうし、その為に自分自身をだますことさえある。本当はもう必要ではないものだったり、大切でもないのに、それに愛着を持っているかのように自分で思い込ませてしまうことだってある。大事なのは、自分がその時その時どう感じているのか、それに振り回されるのではなくて、冷静にセンサーからの情報をキャッチして、それを今の自分にとって適切な在り方や対処に活かしていけばいいだけのことなんだよ。その意味でも違和感があるのなら、それはやはり何らかの変化について君のセンサーが反応して、それを信号にして教えているってことだから、それを無視したら無理につながっていくだけだろうと思う」

 私は彼が淡々と話すのをじっと見たまま聴いていた。彼の態度があまりにも優しすぎもなく冷たすぎもない静かに落ち着いたものなので、その分、私は安心して聴いていられたのだ。

 気づいたら、話し終わった彼の瞳を私はまだ見ていた。

 彼も私の瞳をまっすぐにじっと見ていた。

 それから微笑んで、

「紅茶冷めちゃうよ」

 と私に勧めてくれたので、私は頷いてそれを飲んだ。




 衝撃のカミングアウト事件の日から二日目。

 いつものように迎えに来たりくがちょっと私を気づかうように見つめて

「行こうか」

 とそのまま隣で一緒に歩き出した。

 かいから聞いたんだな、と何となく思いながら、時間をくれって言うにしてもいきなりこっちから言うのも変だしなあと考えていたら、陸は私の隣を歩きながら

「手つないでもいい?」

 と訊いてきた。

 今まで彼がそんなこと訊いてきたことはなかったのでちょっと驚いていたら、何か所在なさそうにこっちを見ているので私は頷いた。そうして手を差し出したら、ほっとしたように彼は私の手を取った。

「何でそんなこと訊くの」

「ん、なんとなく。汚い奴だとか思われてそうで」

 私は彼を見上げた。

「海から聞いたんでしょ」

「うん」

「びっくりしたけれど、別に二人のことを汚いとか思ってないよ。ショックはショックだったけど」

「時間が欲しい、って言われたって海が言ってたけど?」

 何だ自分で言ってるなら、私から言うことないじゃないか、と思いながら

「そう。これからどうしたらいいのかよくわからなくなってしまった。今まで通りというわけにはいかないみたい。なんとなく違和感があるから」

 陸はちょっと立ち止まって私を見てから

「それって、もう俺たちとはつき合わないってこと? 終りにしたいって意味?」

「そんなこと言ってないよ。別に嫌いになったのでもない。でも、本当に今はちょっと自分でもよくわからなくなってしまった。陸も海もまるで全然知らない人みたいに思えて、今まで通りに接することはできない」

 陸は黙った。そしてまた歩き出したので、私も一緒に歩き出した。電車に乗っていつもの駅で降りて、改札口を出たら、甘いにおいがしてきた。クレープの移動販売車がまた来ていたのだ。

「食べてく?」

 と陸が訊いたので、私は首を振った。

 おなかがすいてないからだったけれど、陸が気を使うかなと思って

「でも陸が食べるなら一口食べたい」

 と言ったら、陸はうんと頷いて自分の分と後でみんなで食べる分も適当に選んで買った。

「あ、君たちか」

 とにこにこしてお兄さんに言われて、私たちは笑顔で頷いた。

「仲いいね、いいなあ」

 そう言ってお兄さんはまたクッキーを一袋おまけにつけてくれた。

「また来てね」

 お礼を言って笑顔で手を振って、なんとなくそれで気分があたためられ、私たちは機嫌よく歩いて丘の上に寄って手すりに腰掛け、夕焼け空を眺めながらクレープを食べた。陸が食べてからすぐに私にも差し出すので、一口と言いながらも結局は半分ずつ食べてしまった。

「やっぱりおまえの一口は半分なんだな」

 陸がそう言って笑ったので、

「そうみたいだね」

 と私も合わせといた。

 笑っている陸の髪や瞳や頬を夕陽がやさしく照らしていて、何だか綺麗きれいだなあ、と私は何となく見ていた。

 陸は私を見つめて言った。

「こうしてたらいつも通りじゃない?」

「そうだね」

「あんまり難しく考えないでよ。神奈が嫌だって言うことはしないから。こうしていようよ」

「難しく考えてないよ。ただ」

 と言ってから私はちょっと言葉に詰まった。

 ただ、なんだろう、自分でも言葉を探していたら、陸がこっちをずっと見ていたので、

「なんだか、陸も海も知らない男のひとみたいで」

「なんだよそれ」

「こうしているといつもの陸だけど、ふとしたときに、あれって思う。二人といつも一緒にいたような安心感とか居心地の良さが全くなくなったとは言わないけれど、それが突然ぱっと消えて見知らぬ場所にぽつんと置き去りにされたみたいな気持ちになるの、ふとしたときに。それでなんかひやっとする。よく知らない男のひとといるみたいな気持ちになる」

「不安になるってこと?」

「そうなのかもしれない」

「何で? 俺たちがしてたことが許せないとか?」

「そうじゃないと思う。でもなんとなく騙されてたみたいな気分にはなる」

 陸は黙った。

「別に二人が嘘ついて私を騙していたわけではないからそれは本当は違うんだけれど。私が勝手に二人に持っていたイメージとは違った二人の側面を知って、混乱しているだけなのかも」

「幻滅したってこと?」

「そうだけど、でもがっかりしたとかではなくて、ただ現実に、本当はよく知らない人たちだったんだって気づいたら、今まで通りにはいかなくなったってだけのことだと思う。幻想上の安心から目覚めた感じに近い」

「実は信用できない奴だったってこと?」

「うーん、当らずとも遠からずな……」

「なんだよ、それ」

 ちょっと不機嫌そうに彼は言った。

「けんかしたいわけじゃないよ。傷つけたいわけでもない」

「わかってる。ごめん。訊いたのはこっちからだし」

「そうだね。でも謝らなくてもいいよ」

「俺たちはどうしたらいい? 神奈はどうしてほしい?」

「時間が欲しい。今までみたいに、何もなかったみたいに、というのはたぶん無理」

 黙りこんだ陸に私は言った。

「陸も海も、知らない男のひとみたいに思える。子供の頃の延長のように過ごしてきたけれど、本当は違った。私だけが気づいていなかった。あなたたちは私よりもずっと性に関して成熟していて、そういう意味では初めからちゃんと男性だった。私だけがわかっていなかった。だから騙されたみたいな気分になるけれど、たぶん二人のことをはじめて男のひとだと認識して驚いているんだと思う。こう言えばわかってもらえる?」

 陸は私を見つめたまま尋ねた。

「それは俺たちを男として見ているってことだよね?」

「そう。でも、あまりいいきっかけでそうなったとは言えないから、どう対処していいのかわからないのが正直なところ」

 陸は黙った。

「逆の場合を考えてみてよ。子供の頃の延長でずっと一緒にいた私が、実は二人の知らないところで性に成熟していたとか。遊び慣れてたとか。知らない人みたいに思えるんじゃない? それで今まで通りにできる?」

「それはあまり考えたくないなあ。いやだなあ。男と女ではちょっと違うし」

 私はむっとした。

「なんでよ。同じでしょうよ」

「じゃあ男と女でも同じってことにしても、神奈がっていうのはいやだ」

「それって、もし私が逆の立場だったら、軽蔑して嫌いになるってこと? 汚いって思うってこと?」

 私が尋ねると、陸は黙りこんだ。

 こいつ、否定しないな。

 私がむかっとしていると、

「そうしたいの? 神奈も俺たちがしてたみたいに遊びたいの?」

「そんなこと言っていないでしょ」

「神奈は俺たちとは違うじゃないか。だから考えられないし、考えたくない。でも、逆の立場になっても本当には嫌いになれないと思う。それでも好きだと思うけれど、嫌いになれない分、憎らしく思うかも。汚してやりたくなるかも。めちゃくちゃにしたくなるかも。だからあまり考えたくない」

「なんか怖いね」

「だから言っただろ。神奈と俺たちじゃ違うって」

「じゃあ、こう言ったらわかる? とにかくそれって自分が最初に相手に持っていたイメージとは違うからショックで受け入れがたい、ってことだよね。その対処の仕方がどうであれ、今まで通りにはできない。これは同じでしょう。私とあなたとはその対処の仕方や反応は違うけれど、それでもその受け入れがたさとかショックとか今まで通りにはいかないのは同じ」

「それくらいはわかるよ」

「なら、これでこの話は終り」

 陸は黙って私を見た。

「なに?」

「海に襲われそうになったんでしょ」

手籠てごめにしようとされた」

「手籠めって……いつの時代だよ」

「その時代錯誤なことをしようとしてきたんじゃないの。自分の範疇はんちゅうに入れればこっちのもの、みたいに」

「……」

「今はもう怒ってないよ」

「海とそうなるのは嫌じゃないって言ったんでしょう? 俺ともそう?」

「うん、別に嫌だと思ってないよ」

「そっか、ならいいや」

「そこまで二人のことを嫌だとは思わない、ただそれだけ。でもいいよとは言ってない」

 微妙な線引きだけど──と何となく私は思った。でもこれが理解できない男はお断りだ、ともなんかはっきり思っている自分がいるのにも気づいた。

「わかってるよ。追い詰めるようなことした海が悪いんだし。でも、神奈を手放したくないからカッとなったのはわかってやってよ」

「頭に血が上ったって言って謝ってくれたし、もう怒ってないよ。でもまた同じことしようとしたら、今度は思いきり股間を蹴り上げるけど」

「よくわかった」

 とりあえずもう帰ろう、と立ち上がったときにはだいぶ時間が過ぎていた。マンションに帰ったら、海がもう帰って来ていて浴室からシャワーの音がしていた。陸と二人でリビングで勉強を始めていたら、着替えを済ませた海がひょいと顔を出して

「遅かったね」

「寄り道してた。お土産買ってあるよ」

 陸が答えて、私は頷いた。

「そっか、サンキュ」

 そう言って海はキッチンに行った。冷蔵庫の開け閉めの音やなんかを聞きながら、さっき海が顔を出したときに、私の表情をじっと見つめていた、その彼の表情が自分のなかに残像みたいに残っているのに私は気づいていた。うまく説明できない。知らない男の人を見るみたいな気分になる。彼の表情や眼差しは今までよりもずっと大人びて見えて、それは今までに見せなかったような表情だったり、眼差しだったりして、私を不安にさせる。嫌いになったのではないけれど、どう対応していいのかわからなくなる。

 これは過渡期かときのようなものだろうか。いずれ落ち着くべきところに落ち着くんだろうけれど、それまではなんか落ち着かないままでいるのは仕方ないのかも。自分に無理のないように、相手も無理のないように、そんなちょうどいいところに着地できるように、となんとなくお守りを持つみたいに私は自分に言い聞かせていた。



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