第3話 いつもの場所
ご飯を食べ終わり俺たち4人は真人の車に乗った
智美ちゃんは高校生だし家に送った方が良くない?
と夏川さんが言い出した。
確かに日付も変わっているし親も心配しているだろうと思うことは全く俺と真人は考えなかった。
遊ぶとなればだいたいは明け方まで遊んでいたし
そこに高校生は当たり前の様にいたからだ
夏川さんからしてみれば常識の無い人間だと思ったに違いないが
夏川さんも楽しんでいる様に見えたから
聞かないふりをした。
「そろそろ翔バイト終わりだよな、連絡して合流しよう!」
俺が言ったとたんに翔から着信があった。
「どうした?」と翔に聞いた。
遊んでるんでしょう?
今日、予定が無いから合流しようと思って
今どこ?
「もうそろそろ駐車場に着くよ」
了解!
じゃ、外で待ってるわ
俺と真人、翔は同じ中学だった。
俺と真人は中学から仲が良かったが翔とはバイトで再会しそこから仲が良くなった。
俺たちはバイト先の駐車場に入り翔と合流した。
翔るは車に入り直ぐに腹へったと言ってきたが
俺ら4人は食べたから直ぐに却下した。
和也は良いけど真人はこの時間
お腹空くの知ってるじゃん!とすこしご機嫌ナナメとなったが
クールの翔はすぐに落ちついた
いつもの所で食えば良いじゃんと真人が言いながら車を走りだした。
いつもの所とはカラオケだ
田舎なので一番近い遊び場と言えばカラオケで朝までのフリータイムで遊んでた。
歌う時もあれば普通にご飯を食べて終わる時もあった。
今回は智美ちゃんがいるから変な空気がでると思ったが
取り越し苦労だった
夏川さんが一番最初に歌いだした事により
場の空気が一気に明るくなり智美ちゃんも少しは気が楽になったのか
楽しそうに歌をうたっている。
俺は、そんな夏川さんの事を気になってしまった。
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