第4話 朝帰り


俺らはいつもの様に朝までカラオケをして遊んだ


翔が俺に

「和也、今日、開けじゃ無かった?」

心配しての一言なのか分からないが俺からすると

当たり前の日常だったから

特に何も感じなかったので

「いつもの事だし15分くらい寝てバイトに行くよ」と翔に答えた


太陽が昇りきっていないあの光はとても暖かく寝てしまいそうだったが

友達が運転している時に寝たら申し訳ないと思っていたので寝ないようにタバコに火をつけた


最初に夏川さんを降ろし

次に俺が降りて

翔はバイト先に車を置いてあるのでそこで降ろし

その後は当然、だれも知らない


俺は夏川さんにメールをした

「今日は、楽しかったね!強引に誘ってごめんね」

「でも、これが当たり前の環境だから慣れてくれ」とメールをした


その後、すぐに夏川さんからメールが来た

「本当に最低、想像を超えた!」

「でも、楽しかった!」

「一人暮らししたばかりでホームシック気味だったから」

「ありがとうって言いたく無いけどありがとう」


俺は誘って良かったと思うと同時に夏川さんの事をもっと知りたいと言う感情が出てきた。


これは好きって事かと思ったが恋では無かった。

全然あってない彼女のほうが好きだったからだ

好きなのになぜか彼女と考えると少し面倒くさく感じてしまう

友達だった頃は毎日の様に遊んでも飽きなかったのに

不思議な気分


俺は15分の仮眠をとりバイトの支度をし始める

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