ヒトツの世界

moh太郎

1.転生

「ここはどこだ?」と誰かが言った。なんの変哲もない生活を送っていた俺は、学校に行く途中だったはずだ。


周りを見ると、俺と同じような学生ばかり集まっていた。だいたい25人位で、知り合いはいないようだ。


すると、何もなっかた空から一人の少女が現れた。目の色や肌、髪の色からして、日本人でない。


「皆さんお疲れさまでした。あなた方の人生は幕を閉じました。」


その少女のその一言で場は静まり返った。

すると一人が。


「あの、つまり私達は・・・死んでしまったということですか?」


「残念ながらそうです。ですがあなた達には、別の世界に行ってもらおうと思います。その世界では、『ダンジョン』というものがあります。通常ならば、中の魔物は外に出てきませんが、『ダンジョンコア』というダンジョンの心臓が急激に進化してしまい、このままでは人類はひとり残らず消えてしまうかもしれないからです。」


「僕らは平和な日本に住んでいました。戦い方は知らないし、力もあまりありません。」


「ですから神々はあなた方に一つだけ『ギフト』、いわゆるチートを授けます。これから行く世界はあまり良くわかっておりませんが、文明は意外と発展しているのでそこまで苦労はないと思います。早速ですが、新しい世界に行く準備が整いました。全員が離れ離れになってしまいますが、頑張って生きてください。」


その言葉を言い終えると同時に俺たちは光りに包まれた。


どのくらい時間が立ったのだろう。俺は森の中で寝ていた。

そこには水が流れており、木はたくさんあるが草はあまりなく、とても神秘的なところだった。そこで改めて夢ではないことを確信した。


あれから3時間ぐらい森を歩き回った。ここには鹿のような動物がいて、果実がたくさんあり、生活には困りそうにない。それと、俺の視界の右上に何かがあった。


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ヒトツの世界 moh太郎 @moh11

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