第13話
みのり達は買い物を終えるときた道を戻って行った。
「本当にお嬢様がこんな買い物に付き合ってて大丈夫?」
「あら、みのりとの出会いは運命だと思ってるのに、そんなこと言うの?」
お嬢様はプンと怒って見せてから笑った。
「街に行ったり、買い物したり、新鮮で社会勉強になるわ」
みのりは行きに気になっていたあけびをいくつか毟り取った。
「それ何にするの?」
「バター焼きにでもしようと思って」
「美味しいの?」
みのりは笑って首を傾げた。
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